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なぜ、不倫相手より先に夫と話すべきなのか?専門家が解説
不倫問題に悩むあなたへ
カウンセラー行政書士のやすとみです。
「夫の不倫が発覚した。でも、どう動くのが正解かわからない…」
夫の不倫を知った後、必ずと言っていいほど、不倫された側の心の中で怒りと悲しみが生まれます。それは同時に出てくることもあれば、痛みが先に現れる場合、あるいは悲しみが先に来ることもあるでしょう。
特に、怒りが先に出てきた場合、夫よりも先に不倫相手に詰め寄り、怒りを爆発させてしまいたい衝動に駆られることがあります。しかし、感情のまま行動した結果、後になって後悔する方が多いのも事実です。
このように、不倫発覚後の対応に悩んでいませんか?
どうすればいいのか、考えるほどに混乱してしまう方も多いでしょう。感情が先行してしまい、冷静な判断が難しくなることもあります。
「夫と話し合っても言いくるめられてしまう」
「逆ギレや攻撃を受けるのが怖い」
「不倫相手に直接アクションを起こしたいが、何が最善かわからない」
夫婦再構築を考える際に、多くの人がまず不倫相手の排除を優先しがちですが、実際にはそう簡単にはいきません。
多くのケースでは、夫が不倫相手を守ろうとする傾向があります。そんな悩みを抱えている人は多いです。
そんなときこそ、感情に流されず、冷静に一歩引いて考えることが大切です。
この記事では、不倫発覚後に最初に考えるべきことを解説します。
まず、夫と話す前に考えるべきポイントや、不倫相手への対応のリスクについて詳しく説明します。
さらに、夫婦関係を再構築するための具体的なアプローチも紹介していきます。
この記事を読めば、不倫問題に対して冷静に対応し、最適な選択をするための指針が得られます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
不倫発覚後の行動の迷い
不倫が発覚した後、夫を飛び越えて先に不倫相手に対して行動を起こすか迷うことがあります。
「夫と話し合っても言いくるめられてしまう」
「逆ギレや攻撃を受けるのが怖い」と考える人も多いでしょう。
夫の性格を理解しているからこそ、先に不倫相手へ働きかけて関係を断たせたいと思うのは自然なことです。
実際に多くの相談者が「まずは不倫相手を排除したい」と考えますが、
それが必ずしも最善の選択とは限りません。
不倫相手へのアクションのリスク
不倫相手に対して
「結婚を知っていて関係を持ったのだから、慰謝料請求でダメージを与えたい」と思うのは当然です。
しかし、不倫相手に先にアクションを起こすことにはデメリットもあります。例えば、不倫相手を責めることで逆に挑発し、開き直られるケースも少なくありません。
また、法的手続きを進める際に、感情的な行動が不利に働くこともあります。
特に夫婦修復を望む場合、不倫相手に直接動く前に慎重に考えることが大切です。
夫の心理と防衛機制
不倫相手と直接話すことで、不倫相手があなたの夫とすぐに関係を終わらせるのが理想ですが、現実には多くの場合、夫に相談します。
相手を感情的に責めることなどしようものなら、その結果、夫が不倫相手と結託し、あなたを敵視することも考えられます。不倫の被害者であるあなたに対し、夫が不倫相手をかばい、怒りを向けることもあるのです。
夫は自分の行動を正当化しようとするため、不倫相手をかばうことが多いのです。心理学的な観点から見ると、夫が不倫相手を守るのは「防衛機制」が働いているためです。
例えば、『家に居場所がなかった』『妻に不満があった』などと言い訳をしたり、あなたを悪者扱いしたりすることがあります。自分の行動を正当化し、罪悪感や批判から逃れようとする心理が影響しています。
こうすることで、自分の行動を正当化し、罪悪感から逃れようとするのです。
このような状態の場合、夫は「自分を飛び越えて不倫相手に接触した」
と感じ、怒りを抱く可能性があります。
その結果、「あなた」対「夫と不倫相手」という対立構造が生まれ、夫婦再構築が難しくなることもあるのです。
こうした事態を防ぐためにも、まず夫の心理を理解し、適切な順番で対応することが大切です。
夫婦再構築のためのアプローチ
夫婦再構築を考える際に、多くの人がまず不倫相手の排除を優先しがちですが、実際には不倫相手にアクションを起こしても、期待どおりに進むとは限りません。
しかし、実際にはそのように進むことは少なく、多くのケースで夫は不倫相手を守ろうとします。
悪いことをしているのは不倫している側なのに、あなたが不倫相手を責める様子を見たり、不倫相手から聞いたりすることで、不倫相手を『守らなければ』と感じてしまう心理が働くことが多いのです。
夫婦の関係性や状況によりますが、これまでの相談例から考えますと、まずは夫と向き合うことが最も効果的です。
では、夫婦関係を修復するためには、具体的にどのようなステップが必要なのでしょうか?
夫との話し合いの前に、最も重要な準備の一つが証拠の確保です。
感情的にならず、冷静に対応するためにも、夫と話し合う前に証拠を集めておきましょう。具体的には、メールやLINEの履歴、不倫の現場写真、夫の発言を記録することが有効です。
不倫をした側は「有責配偶者」となり、自分から離婚を切り出せなくなりますし、あなたが万が一離婚を望んだ場合でも、離婚をしなかったとしても、慰謝料請求の対象にもなります。
不倫相手に対しても慰謝料請求の権利が生まれます。
そのためにも証拠をしっかり確保することが重要になります。
夫の不倫を終わらせるには、夫自身が不倫の代償やリスクを理解し、自ら関係を断つ決断をする必要があります。
不倫相手へのアクションは、夫と向き合っても関係が終わらず、他に方法がなくなった場合に検討すべきでしょう。
不倫問題は夫婦の問題であり、まずは夫婦間で解決を試みる姿勢が基本なのです。それは覚えておいていただきたいことの一つです。
そして、夫婦修復を進める過程で、必要に応じて不倫相手への対応を考えることも選択肢の一つです。
例えば、夫と話し合った後に、不倫相手と直接交渉する場合、感情的ではなく冷静な態度で対応することが求められます。感情的になれば、不倫相手は「奥さんがあんなに取り乱して、してやったり」と感じ、夫にそのことを伝える可能性があります。
その結果、夫が不倫相手をかばうようになり、あなたとの関係がさらに悪化することも考えられます。
落ち着いて対応することが大切です。
「感情的になったら負け」と意識しておくと、落ち着いて対応しやすくなります。
これまで多くの夫婦修復をサポートしてきましたが、まず夫と向き合い、解決に向かおうとした妻の方が圧倒的に夫婦再構築に成功しています。
また、夫婦修復に向けた取り組みとして、第三者の専門家に相談するのも効果的です。
カウンセリングを受けることで、自分の気持ちを整理し、夫との話し合いを円滑に進める方法を学ぶことができます。
不倫問題に直面すると、どうしても感情的になりがちです。
しかし、冷静に状況を整理し、最善の方法を選択することで、夫婦関係を再構築する道が開けるでしょう。
この記事のまとめ
この記事では、感情のまま行動してしまうリスクや、夫と向き合う大切さをお伝えしました。
これらを意識することで、あなたが後悔しない選択をする助けになるはずです。
✔️ 夫の防衛機制を理解する
✔️ まず夫と向き合うことが大切
✔️ 感情的になる前に証拠を確保する
✔️ 不倫相手にアクションを起こすのは慎重に
不倫発覚後は、焦らず冷静に行動することで、後悔しない選択ができます。自分を守りながら、夫との関係をどうしていきたいかを見極めましょう。
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不倫解決と夫婦修復のプロ
カウンセラー行政書士 安富ゆきえ