見出し画像

みんなのこどもちゃんワンマン「未来へ」

2023年8月4日、新宿Loft。みんなのこどもちゃん存続をかけたワンマン「未来へ」
結論から言うと、目標人数達成だった350人にみたず、158人で解散。未来はみんなのこどもちゃんの未来ではなく、メンバーそれぞれ、おたくそれぞれの未来へ進むこととなりました。
ただ、動員といいつつ無料チケットや1000円チケットのような、次に繋がらない「動員目的の」チケットを出すことなくこの人数は立派だったと思う。
2019年のツアーを終えて、しなもんを中心としたバンドとなって4年。アイドルからバンドになり、出演できるライブも限定される中でここまで本当によくがんばった。
そしてライブ。これは先のツアーファイナル以降のライブで一番盛り上がったんじゃないかな。比較するなら、こどもちゃんのライブで一番アツかったと言われるツアー名古屋HUCK FINNでのライブを確実に超えていたよね。
フロアでうねるようなサークルモッシュが起きる2曲、ひとりごと、少女A。そのツアー以来の高速サークルになっていて本当に楽しかった。
7年前、バンド以前のアイドル時代のみんなのこどもちゃん。しなもんはまだ中学生だったころ。もう一人のメンバーに遠慮するような感じで、あまり自分を出してこなかったしなもんがいた。4年前、2019年。メンバー体調不良によりしなもんひとりで全てを歌わなくなってしまったツアー。最初は手探りで、でも着実にひとり(+バンドメンバー)でステージを作り上げていき「バンドのフロントマン・しなもん」として成長した時間。最初の大きな選択の瞬間となったそのツアーファイナル、恵比寿リキッドルーム。しなもんはみんなのこどもちゃんとして歌い続けることにした。その時の曲が「りかく」皆の思いが私を形作っていく、という曲。
だけど、現実は厳しかった。集客は伸び悩み、流行病でのライブ制限、これまでのアイドル界隈からバンドになったことによるライブオファーの減少。そんな中でもしなもんはいつだって成長していった。

でも、現実は残酷だ。それがこの結果。
来てくれた人、このライブを見てくれた人は皆「とてもいいライブだった」と言ってくれた。泣いている人もいた。自分は楽しみすぎて、ライブ中の記憶が「しなもんかっこいい」「しなもんかわいい」「ライブ楽しい」の3点に集約されてしまうほどだった。

特典会。Loftだけでは時間が足らず、おうち(歌舞伎町のこどもちゃんのルーツとなったカフェ/ごはんやさん)で日が変わり、深夜になるまで続けられた。そこに残った人は昔からこどもちゃんを見て、一緒に歩んできた顔ぶればかり。皆の気持ちは「終わってほしくない」の一つだったと思う。
特典会さえ終わらなければ、こどもちゃんは終わらない。そんな気持ち。
こどもちゃんの曲を書いてくれているBDBのジンさんも一段落した後に顔を出してくれた。ジンさんいわく、BDBとはまた違ったアウトプットとしてのこどもちゃんは本当に楽しかったと。そしてしなもんの成長が頼もしかったと。だからこそ、終わってしまうのが勿体無いと。エレベーターホールで車座になってビールを飲みながら皆で語り合った。

とはいえ、時間は残酷でやはりその時間も終わりを迎えてしまう。
そこでみんなのこどもちゃんは解散となった。

しなもんの解散ツイート
しなもんからのメッセージ

このツイートのURL https://x.com/kodomochan_47/status/1689592503148961792?s=20

みんなのこどもちゃん、本当に稀有な存在だったと解散から1ヶ月経ったいまでも思う。そして共に過ごした時間は本当に貴重だったと。

余談

来年の4月に、1日限定でもいいのでせなちゃんとのコラボで復活してくれないかなー(願望)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?