肘の内側が痛い!これってゴルフ肘?
こんにちは、熊本県熊本市西区の「やすたけ整骨院」院長の安武建です。
・包丁で野菜を切っている時に肘の内側が痛い
・雑巾を絞るときに肘に痛みを感じる
・手首を曲げたり、ものを握ると痛みが出る
・腕や肘に力が入りにくい時がある
こんな経験をお持ちではないでしょうか?
渋滞の中、やっと習い事の送迎が終わって帰ってきたら、子供はお腹が減ったと言ってくるし、旦那から晩酌用のつまみを作ってくれと言われる。
夕食前は主婦の方にとって大変忙しい時間です。
そんな中、肘の痛みが気になっても、休む暇はほとんどないと思います。
それが一日ならまだしも、毎日続くようだと相当な負担になります。
今回は家事などの日常生活で、肘の内側に痛みを感じる場合の原因と対処法について書かせていただきました。
肘の痛みで家事や仕事に影響が出て、困っているという方のお役に立てれば幸いです。
この肘の痛みってゴルフ肘なの?
肘が痛くて病院に行ったら「ゴルフ肘ですね」と診断された。
ゴルフなんて一度もしたことないのになんで?
そんな疑問をもたれると思います。
ゴルフ肘は、医学的には「内側上顆炎(ないそくじょうかえん)」と呼ばれる症状で肘の内側に痛みが出るのが特徴です。
ゴルフをしている人がなりやすいというのが、名前の由来ですが、実はゴルフをしていなくても発症する場合があります。
ゴルフ肘の原因
・掃除、料理など手首や指を使う繰り返し動作
・パソコンやスマホの操作で指や腕に負担をかける
・重い荷物を持ち上げたり、引っ張る動作が多い
・DIYや庭仕事など、手首や前腕を酷使する作業など
繰り返しの動作で、前腕の筋肉が過剰に使われると、肘の内側にある腱が炎症を起こして痛みが生じます。
ゴルフ肘を改善する方法
休息をとる
痛みがある場合は、まずは負担を減らし、炎症を落ち着かせることが最優先です。無理に動かさないようにしましょう。
アイシングを行う
炎症がある場合、冷やすことで痛みを軽減できます。10〜15分を目安に行いましょう。
前腕のストレッチ
筋肉を緩め、関節を柔らかくすることで、肘への負担を減らします。
手首の曲げ伸ばし運動
関節を滑らかにして、肘への負担を減らします。
掴んだ指がずれないように注意しながら、手首をゆっくりと上下に動かす。目安:20回を2セット
※痛みがある場合は無理せずに、まずはできる範囲で始めてください。
テーピングやサポーターを活用
肘への負担を軽減するために、テーピングやサポーターを使うのも効果的です。
最後に
ゴルフ肘は日常生活で無理を重ねることが原因で起こる症状です。早めの対応が肝心ですので「少し痛むな」と感じたら、無理せず休息をとり、改善のためのケアをしましょう。
もし痛みがひどい場合や早く回復したい場合は、専門機関への受診をおすすめします。
当院でもゴルフ肘の施術や予防を行っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
忙しい中、家事や仕事を頑張っている方のお役に立てれば嬉しいです。
(監修:柔道整復師 安武 建)