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4次対応【音楽・芸能・芸術向け補助金】に初めて申請するフリー個人&小規模団体が20万円~150万円の経費をもらう方法(文化芸術活動の継続支援事業)

7/27「経費編」を追加しました
7/29「申請編」を追加しました
8/6 教室運営について追記しました
8/7 同人誌関係について追記しました
10/7 まさかの第4次募集について追記しました(地下アイドルさんも申請できるよ)
10/7 持続化給付金をもらっていても申請は可能です(×持続化補助金とは別)
10/30 第4次募集の日程が発表されました、募集内容の詳細は未定です
11/12 第4次の詳細が発表されました。
11/24 4次内容に対応いたしました(初めて申請する方向け)
12/1 無料公開期間を終了しました。
12/1 本noteを有料5,000円へ変更しました(ご購入ありがとうございます。
12/11 4次締切5時間前を切ったので再度無料公開へ変更しました。最後、がんばってください。
12/12 4次申請が締め切られたので本noteを有料に戻しました。
1/20 記事のパクられ行為があまりにひどかったので対策として有料1万円にしていたのですが思うところがあり無料に戻しました。



※このnoteは「初めて申請をする方向け」のnoteです。

既申請者で4次のおかわり申請したい方は以下のnoteへGO!


以下は補助金noteシリーズです。経費の詳しい説明から申請方法まで、全部をまるっと知りたい人はこれらのnoteもぜひ読んでみてねっと。

経費編

申請入力編


*******

こんにちは、行政書士という職業をやっています高木泰子と申します。

「行政書士と言われてもピンと来ない、何をする職業なのかイメージが沸かない」そんな人が軽く90%はいるような職業なんですけど、簡単に一言で言うと「行政に出す書類作成のプロ(←ざっくり)」です。

さーーて、さてさてですよ。コロナ、激やばですね!!!

2月以降はライブや公演が次々と中止となり、リハや集客もままならない、そして次の舞台やイベントも無事開催できるかどうかわからないなどなど、文化芸術活動を行っている皆さんにとって悲鳴が止まらない状況が続いていると思います。

そんな中、文化庁より国内で文化芸術活動に携わる個人・団体向けに「活動の再開・継続に向けた積極的な取組に要する費用」を補助してくれる、いわゆる補助金のアナウンスがありました。

で、本補助金の募集案内を読んでみたら・・・わーーーこれ全員使わないともったいないよコレ!!!!な、内容だったんですよ。まじで。

というわけで、芸術・芸能に携わる方と技術スタッフさんはこれを読んだらすぐにPCを開いて申請をしてください!!!!!!!!!

頑張って申請して、使った経費を取り戻そ!!!!!

序章:このnoteを読むことでわかること

このnoteを読むことで以下について掴めるようになります。なお申請方法については別のnoteで書いていきます。

・この補助金制度の全体像
・自分が対象者に該当するのかどうか
・一体いくらもらえるのか
・何に使えるのか(ざっくり)


本当にこれ読んだだけで補助金について理解できるようになるの??

と思っちゃうのは至極当然だと思うのですが、わたしの補助金noteシリーズを読んだ結果、自分1人でも申請できた!という声がたくさん届いております!めっちゃくちゃ嬉しい!やったー!書いてよかったー!


というわけで、次からが本編でーす。


1. はて 「文化芸術活動の継続支援事業」 補助金とはなんぞや?

はい、これのことです。

上記サイトの内容をむちゃくちゃ大まかにざっくりで言うと

2020/2/26 以降~2020/10/31までに発生した文化芸術活動の経費のうち2/3または3/4の費用が手元に戻ってくる

というものです。

気をつけるべき点としては・・・
これは NOT給付金!です!

(×)申請したら即お金がもらえる
(○)申請をして、審査を経て、採択され交付決定を受けたら、お金を一部補助してもらえる(補助率は2/3または3/4)

概要として、簡単な表を独自に作成してみました。

画像1


2. 補助金を申請するとどうなるの?


結論=使った経費(お金)が後日戻ってきますよーーー!

例えば


レッスン代
・レッスンや舞台・講演に行くための交通費・宿泊費
・スタジオ代・技術向上のための機材費用・スタッフ賃金
・執筆料
楽器・楽譜の購入、修繕費
消毒設備・消毒薬・マスクの購入
・配信用のパソコンやモニターの購入

・除菌・清掃作業費
・パンフ・図録・チケット等製作費
・作品撮影・編集費
研修会・ワークショップ参加費
・クリーニング外注費   
  
などなど・・・(まだまだ他にもたくさんあります)

これらにかかった経費のうち、2/3または3/4のお金が後日戻ってくるのがこの補助金です(令和2年2月26日〜令和2年10月31日までに発注・契約、購入した場合)。

わーーーめっちゃ使える!よく見ると多少の自腹でパソコンも買えるよ。ね、使おう!

3. 前払い制度もあるよ!


申請が通れば、申請金額の一部が前払いされる制度もあります。
前払いされる金額は、補助金交付決定額の50%(上限)です。個人、法人、共同すべてにおいてこの50%が適用されます。

例:補助金交付決定額が150万円だった個人または法人で、「前払い」を希望した場合

採択決定後、50%の75万円が約2週間前後(予定)で振り込まれる。その後、実績報告書を提出したら残りの75万円が振り込まれる、という流れ。(これで合計150万円の補助金がもらえる)


【注:以下は1〜3次募集時の内容です】
前払いされる金額は、補助金交付決定額の50%(上限)。ただし個人と任意団体の交付額は20万円を上限として前払いされますです。

例:補助金交付決定額が20万円だった個人で、「前払い」を希望した場合

採択決定後、50%の10万円が約2週間前後(予定)で振り込まれる。その後、実績報告書を提出したら残りの10万円が振り込まれる、という流れ。(これで合計20万円の補助金がもらえる)

4. 誰が使えるの?

使える人は一定の条件をクリアした人のみです〜。

以下のチャートで「対象」となっていて、かつ、下記カテゴリの業種で収入を得ている人が原則として使えます!ちなみに放送や、インターネットのみで公開する取組だけに携わっている方はそもそも対象外。(募集案内 7月15日改定 P.10より)

図1


・⾳楽、演劇、舞踊、映画・アニメーション、
・コンピュータその他の電⼦機器等を利⽤した芸術、

・伝統芸能(雅楽、能楽、⽂楽、歌舞伎、組踊、その他
・⼤衆芸能(講談、落語、浪曲、漫談、漫才、歌唱、その他


※11/15追記
2019年の確定申告をしていない方より、2018年度の確定申告の提出だけで申請が通ったという情報が寄せられました(ありがとうございます)。

<情報提供者の方の内容>
・申請種類:A-1
・活動実績:2018年と2019年
・2019年の確定申告をしなかった理由:就職
・結果:A-1採択

この情報をいただいてさらに審査基準が読めなくなった・・・
今年のコロナで困っているフリーの個人事業者の基準とは・・・
とはいえ!言いたいことは、2019年の確定申告をしていなくてもひとまず申請をトライしてみてください、という事です(情報提供ありがとうございました。

下記のような方もOKですよ〜!

(8/6追記しました)
・音楽教室、ダンス教室などの教室運営を行っている個人(文化芸術の公演・制作に直接携わる個人が主催する場合)
(映画)
映画への出演(セリフがない場合も含む)、吹き替え声優としての参加

(舞台)
舞台への出演、朗読劇への出演、ファッションショーへの参加

(コンサート等)
・単独コンサートの開催、複数の歌⼿が参加するコンサートへの出演バックコーラス等への参加、ダンサーとしての参加

(その他)
ディナーショーの開催、ファンクラブのイベントの開催(年会費の対価として)、⾳楽イベント等の司会

美術・写真等以下の方々も対象です!

美術、写真、茶道・華道、書道、国⺠娯楽(囲碁・将棋・その他)

注意:このカテゴリの方々は補助の対象となる条件を満たすことを証明する資料の提出が必要です。(募集案内 7月15日改定 P.10を参照)
2019年の活動2回を証明できない場合は、2018年や2017年の活動での証明も可能。ただしその場合は2019年の確定申告とは別に、証明したい年の確定申告も提出してください。

(要するにその年該当活動の収入申告をしたよという書類の提出が必要。
そして2019年の確定申告は必ず提出。)

※もし自分が該当するかどうか判断がつかない場合は、悩む前に以下URL記載の事務局へ問い合わせをしてご確認を!

統括団体とは?

統括団体とは、ここも超ざっくりで言うと「運営事務局に推薦された」団体のことです。7/22時点で62団体の登録があります。(→11/4時点70団体)

以下URLに記載の団体に所属している&団体からの確認番号がもらえる方は今回の補助対象ですよー。

事前確認認定団体一覧(統括団体)https://keizokushien.ntj.jac.go.jp/dl/jizenkakunindantaiichiran.pdf


5. 確定申告で、収入を雑収入で計上しちゃってた! という場合は?(統括団体に所属していない人)

どの収入の内訳に文化芸術活動にかかる収入があるかを明記した「資料」を作って提出すれば審査の対象になります。
確定申告コピーの該当部分と、資料内の上記部分に赤線を引いてわかりやすくした上で提出してくださいねー。(7/17日版 Q&Aより)


6. 審査があるよ!

申請の内容によっては審査に落ちる場合があります。場合によっては減額されることも。なので申請書類はテキトーに書かず、きちんと審査に通る内容の書類を作りましょ〜!


7. で、結局自分はいくらもらえるの? 補助金の額・補助率について


実際の補助金額については以下の4つから自分の取組や経費状況と合うものを選んでください。

使った経費のうち2/3または3/4の補助率で、それぞれ以下の上限額が戻ってきます。取組①〜③については、次の「8. 補助の対象となる取組について」で説明しますね。

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【活動継続・技能向上等⽀援A-①】
標準的な取組を⾏う事業者向け︓ 上限20万円→取組①〜③のどれかをやるとして、その経費がだいたい30万円以内くらいに収まる個人・団体はコレを選択!

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【活動継続・技能向上等⽀援A-②】
より積極的な取組を⾏う個⼈事業者向け︓ 上限150万円→取組①〜③のどれかをやるとして、その経費がざっくり30万を超え、さらに200万円近くor それ以上かかる見込みの個人はコレを選択!
【活動継続・技能向上等⽀援B】
⼩規模団体向け︓ 上限150万円→取組①〜③のどれかをやるとして、その経費がざっくり30万を超え、さらに200万円近くor それ以上かかる見込みの団体はコレを選択!

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【共同申請】
⼩規模団体・個⼈事業者向け︓ 上限1,500万円(10者の場合)→取組①〜③を複数人・団体で申請をする場合はコレを選択!
→4次募集からは個人10人で集まってもOKとなりました。その代わりに窓口団体が必要となります
(ここの詳細は長くなるので割愛、詳しくは補助金事務局へ)


※【活動継続・技能向上等⽀援A】との重複申請が⼀回に限り可能。
(ただし、1者当たりの上限はAと共同申請を合わせて150万円まで。
【活動継続・技能向上等⽀援B】との重複申請は不可。)
(募集案内 7月15日改定 P.12より)


この補助金は「どれくらいの規模の取組を行うか=経費を使うか」によってもらえる額が変わる補助金です。

そしてしつこいようですが、この補助金は使ったお金を事後に事務局へ報告して、確認が終わったら事務局からお金が戻ってくる、という流れの補助金なのです。

お金を先に使う&経費の報告書作成が必要
ですからねー!!(大声)報告したあとにお金が戻ってくる(前払い制度あり)補助金ですからねー!!(大声)

また2/26以降のレシートや領収書があれば、それらを経費報告として利用することも出来るので、失くさず大切に取っておきましょー。事業実施期間の遡りも忘れずに!


8. 補助の対象となる取組について

次の(1)(2)の取組をすることが(補助金をもらうために)必要です。(1)はマスト、(2)は任意。

(1)以下の①〜③のいずれかの取組(複数可)
① 国内外の観客、参加者等の回復・開拓
② 活動の継続・再開のための公演・制作⽅法等の検討・準備・実施
③ 雇⽤契約の明⽂化等の経営・ガバナンスの近代化


(2)(1)の取組と併せて⾏う業種ごとの新型コロナウイルス感染拡⼤予防ガイドラインに即した取組

取組例として、たとえばこんな感じ!

(1)①〜③の取組例=最大100万円
① 国内外の観客、参加者等の回復・開拓

・過去の公演の動画配信
・活動実績をまとめた冊⼦の作成、配布
CMやPR動画等の制作、配信
・公演、展⽰のチラシの作成、配布
・展⽰のギャラリートークや講演会の開催
・美術家の制作活動を紹介するウェブサイトの制作、更新
・制作した作品をまとめた図録の作成、配布

② 活動の継続・再開のための公演・制作⽅法等の検討・準備・実施
・技芸の研鑽のための⾃主稽古
・技能向上を⽬的としたリサーチ
・技能向上に関係する資格取得
・活動再開のトライアル公演
動画配信サイト等を通じた無観客等公演(★)
インターネットを活⽤した技芸の研鑽のための共同稽古(★)
・会員向け相談窓⼝の設置、HPの開設等(★)
・美術関係者向けワークショップの開催等③ 雇⽤契約の明⽂化等の経営・ガバナンスの近代化
・雇⽤契約案の作成、電⼦化(★)
・会計処理に関する講習会の参加
・会計システムの近代化(★)
・⾏政⼿続き等に係る書類作成のノウハウ習得等
 (※ ↑③これぜひうちに頼んで~~オンライン化もお手伝いできます~)


(★)ICT活⽤の取組例(補助対象となる取組の経費の1/6以上の場合には、3/4に補助率を引き上げ)

(募集案内 7月15日改定 P.11より)
(2)コロナ対策用の費用=最大50万円(定額)
コロナ対策費用として使ったお金は全額戻ってくるよ、ということです。

例えば稽古場で使う用にマスクや消毒液を買った場合、その費用が全額戻ってくるという事です!!すごい!!


9. 申請期間について


第4次の募集日程が発表されました。
令和2年11月25日(水)10:00~令和2年12月11日(金)17:00(予定)
※予算の上限に達し次第募集締め切り

第1次募集 令和2年7月10日~令和2年7月30日(終了)
第2次募集 令和2年8月  8日~令和2年8月28日(終了)
第3次募集 令和2年9月12日~令和2年9月30日(終了)
(募集案内 7月15日改定 P.3より)


10. 補助対象期間(事業実施期間)


第4次の事業期間は以下の通りです。
補助対象期間(事業実施期間):2020/2/26 ~ 2021/2/28 まで(トライアル期間も同様)

上記期間の間に発注・契約、購入したもの

【注:以下は1〜3次募集時の内容です】
令和2年2月26日~令和2年10月31日までの間に発注・契約、購入したもの
※トライアル公演については令和2年12月6日まで延長可能
(募集案内 7月15日改定 P.17より)


11. 本補助金の趣旨・目的について

趣旨・目的をこれまたざっくりで説明すると

コロナの影響で活動自粛をすることになった、文化芸術に携わるみなさん(スタッフさん含む)に対して

「感染対策を行いつつ、直面するコロナ問題に負けずに、活動の再開や継続をするための取り組みを色々と行ってくれたら、それに対して必要な経費を文化庁が支援します。」

というものです。 (募集案内 7月15日改定 P.8より)

****************

と、ここまで書いてなるべく簡単にとか言っておきながらむちゃくちゃ長文になってしまいました。しかもまだ申請方法までたどり着いていない・・・恐ろしい。

でもそれなりの大きな金額をもらうには、ある程度の条件と、必要な書類や入力が伴うものなのです。しゃーないね。

という訳でざっくり概要や条件、内容についてのお話はここまで~。


12.「経費編」を追加しました!(2020/7/27追加)

申請書には経費の入力項目があります。
何の経費が使えるのか、いくらまで使えるのかなどを解説していますので読んでから申請をするとスムーズに事が進みますよー!

13. 申請方法について(7/29 UPしました)

7/29 UPしました!
「経費編」を読んで経費の内訳を決めた方は次の「申請入力編」へ進んでください。

14. 申請代行について

もう嫌だ・・自分でやりたくない・・・という方は有償になってしまいますが、行政書士のわたくしが申請代行をすることも可能です。



10/14 実績報告のみサポートの受付を停止いたしました。
10/14 A-1(20万円)のフル&申請サポートの受付を停止いたしました。
10/30    すべてのフル&申請サポートの受付を一時的に停止いたしました。





<料金>

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<料金イメージ>
"申請のみサポート"で「全部で50万円の経費計上にて申請をする場合」
ICT活用あり:50万円*3/4補助率 = 37.5万円の交付決定が出た場合、料金は37,500円+税。

※申込時に2万円の申し込み料を頂きます。交付決定が出た場合に交付額から計算した料金を後から請求します。その際、申し込み料の2万円は請求金額に充当させていただきます。万が一審査に通らなかった場合は申し込み料以外の料金はいただきません。

※8/6 申込金を1万円 → 2万円 に変更しました。
<お問い合わせ>
メール info@nayuta.tokyo(←申込者に限定)
電話 03-6876-9503(←申込者に限定)
定休日:火曜日 
営業時間:11:00~21:00 (土日祝日も営業)

申し込み前のご質問についてはお気軽にお問い合わせください。
ナユタ行政書士事務所 行政書士 高木泰子
東京都港区新橋5-7-1 久松ビル3F







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