【リアル・パートナーズ】ヒャダインさんのエッセイから考える、塾の功罪

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.858◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2024.12.27~

当メルマガでは、あなたの塾が、
「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

【ご質問・ご要望も大募集中!】

「こんなテーマで書いてほしい」「こんなときどうすれば?」という
ご要望やご質問もお待ちしております。
お寄せいただいたご質問には、
メルマガ内で可能な限りお答えしてまいります!
→ info@r-partners.jp

【以前の記事はこちらから】
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『気持ち良く年末年始を迎えるために』
◆今回のテーマ  『ヒャダインさんのエッセイから考える、塾の功罪』
◆あとがき     『今年もお世話になりありがとうございました』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇お知らせ(1)<【加盟金ゼロ&ロイヤリティなし】第2回ピグマリオン幼児教室開設セミナーのご案内>

みなさん、「ピグマリオン」をご存知ですか?
全国150教室以上を展開している「学習塾で併設できる唯一の」幼児教室です。

【ピグマリオン(学習塾向けホームページ)】
https://class.pygmalionhd.co.jp

弊社では去る10月に、この「ピグマリオン幼児教室開設セミナー」をご紹介しました。
50塾様以上のお申し込みがあり、かなり盛況だったようです。

今回、内容をさらにアップデートして、1月26日(日)に第2回を開催するそうです。
再度ご案内をいたします!

さて、「ピグマリオン」とは、ピグマリオン学育研究所所長の伊藤恭先生が
長年の教育指導の現場経験をもとに作り上げた教育体系です。

どんな学習方法が子どもたちの健全な成長を促し、思考力や創造力、
さらには問題解決能力を高めて、一生モノの力を身につけられるのかを考え、完成しました。

<ピグマリオン幼児教室の7つのポイント>

1.全国150教室を展開、学習塾で併設できる「唯一」の幼児教室

中学受験生の受け入れの有無や塾の状況などに応じて、3つのコース
「ピグマリオンぷちコース」「ピグマリオン学院コース」「スーパーピグマリオンコース」から
自由にお選びいただけます。

【ピグマリオンぷちコース】
https://www.pygmalion-petit.com

【ピグマリオン学院コース】
https://pygmalion-gakuin.com

【スーパーピグマリオンコース】
https://pygmalionhd.co.jp/course/early_childfood/superpygmalion/

2.対象は年少下から小学3年生までの6学年。学習塾の生徒の早期集客が可能

そろばんやロボット教室とは異なり、ピグマリオンを卒業して
そのまま小学4年生からの通塾に繋げることが可能です。

3.必要な支出は、開設時や毎月のシステム使用料(教材費)だけ

かかる支出は、「ピグマリオンぷちコース」の場合、
「開設時導入教材費55万円」と「システム使用料3,960円(一人あたり毎月」のみ。
※他のコースは、チラシを参照してください。
【案内チラシ】 https://r-partners.jp/files/pygmalion20250126.pdf

4.授業料以外の各種経費の追加は自由

ピグマリオンにお納めいただくシステム使用料を「教材費」として
保護者に負担していただくことも可能です。
「システム使用料」とそのままの名称でも構いませんし、
貴塾の「教室運営費」(維持費や教育充実費・授業充実費)などの名称で
頂いている費用を上乗せしていただいても構いません。
ピグマリオンに納めていただくシステム使用料を保護者に負担していただくことで、
利益がさらに上がる授業モデルを構築することができます。

5.授業料やオリジナルのブランド名を自由に設定するコースもあります

従来の「ピグマリオンブランドコース」とは別に、自塾にあったブランド名や授業料を
自由に設定することもできる「オリジナルブランドコース」を選択することも可能です。
貴塾にとっては、教材仕入れと考えて頂けばいいです。
すでに幼児教室を別ブランドでやっていただいている場合でも、
ピグマリオンのカリキュラムや教材が導入できます。

6.1,000種の教材・教具があり、先生の指導と生徒の学習をサポート

毎回の授業解説動画が有り、生徒への愛情と学ぶ意欲が有れば、誰でも指導ができます。
塾長だけでなく、大学生アルバイトでも問題なくサポートができます。

7.自教室の空き時間・空きスペースを使った開設から
テナントを借りて本格的な幼児教室開設まで、自由に選択できます。

既存教室での開設の場合、開設時の導入教材代(減価償却)や
年間100万円を広告費用にかけても、
たった8名(プチの場合、学院は5名、スーパーは4名)で損益分岐を超えます。
システム使用料を保護者に負担していただき、追加の諸経費を負担してもらえば
損益分岐はここまで下がります。

まずは、ぜひ第2回の開設セミナー(もしくは資料請求)にお申し込みください。
ピグマリオン幼児教室が、みなさんの教室運営の救世主になるかもしれません!

<第2回ピグマリオン幼児教室開設セミナー>

■案内チラシ: https://r-partners.jp/files/pygmalion20250126.pdf
■日 程   : 1月26日(日)13:00~14:30
※当日参加が難しい場合は、アーカイブ(録画配信)を提供いたします
※資料請求をしていただければ、事前に授業料などの設定方法や収支分析などの詳細な資料を送ります。
■講 師   : 伊藤 恭(ピグマリオン幼児教室代表・メソッド開発者)
■参加方法 : Zoomを使ったオンライン会議形式
■参加費用 : 無料
■申 込   :  https://beast-ex.jp/fx3926/PYG

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆まえがき<気持ち良く年末年始を迎えるために>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

あっという間に年末になりましたねー。

冬期講習中ということもあり、先生方もバタバタの日々かと思います(本当にお疲れ様です)。
弊塾は31日まで元気に開校しておりますので、気合と根性で駆け抜けます!

あと一息でお休みの方も多いかと思いますのであと少しファイトです!

気持ち良く今年を締めくくり、新年を迎えるためにも、
・休校期間の案内
・現生徒の保護者へ、今年通塾いただいたお礼の連絡
・業者さんへの月末支払い
・留守番電話の設定
などはきちんとやっておきましょう。

やり残しを作ったまま休みに入って、落ち着かない年末年始になってもイヤですもんね。

インフルエンザも猛威を振るっていますので、免疫力も高めておいてください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆今回のテーマ<ヒャダインさんのエッセイから考える、塾の功罪>

今回は年内最後のお届けということで、
「教育とは」「塾とは」「教えることとは」という根源的なテーマで
みなさんと一緒に考えてみたいと思います。

さて、先日より音楽クリエイターのヒャダインさんが綴った
学校の「体育」に関するエッセイが話題を呼んでいますね。

体育の先生が読む専門誌・月刊「体育科教育」の中で、
体育教師と現在の体育教育のあり方を全否定する内容で投稿されたのです。

書いたほうも、(体育に肯定的なのが前提であるはずの)載せたほうもすごいと、
驚きの声が多数あがっています。

記事の詳細についてリンクを貼りたいのですが、
有料誌の記事をそのまま転載するのは問題がありますし、
「ヒャダイン 体育 togetter」などでSNS検索なさってみてください。

ヒャダインさん自身は運動がとても苦手で、
「体育の授業も体育の先生も大嫌いだ!」という激しい主張でエッセイは始まります。

以下、要約するとだいたいこんな感じでしょうか。

「運動が苦手な子は授業で恥をかかされ続ける」
「運動が得意な人間である体育教師に、その苦しみは理解できない」
「運動が苦手な子に、できるようにさせようなどとするのは思い上がりである」
「運動ができない子が、できるようになることが善であるという前提がおかしい」
「体育とスポーツは似て非なるもので、体育がスポーツ嫌いを生み出している」
「とにかく、運動ができない子はもうほっといてほしい」

SNS界隈はヒャダインさんに賛同する声が圧倒的ですが、
もちろん、賛否両論あることでしょう。

ここから、私たち塾人は何を考えるべきでしょうか。

上記の要約における運動(体育)を、
そのまま一般教科や受験に置き換えてみると分かりやすいと思います。

特に、「運動(勉強)が得意な人間である先生・塾講師に、その苦しみは理解できない)」
と考えるならば、それは重く受け止めないといけないかもしれません。

少なくとも、先生や塾講師になろうかという人たちは、
勉強が得意だったり、好きだったり、人よりうまくできたり、
といった子ども時代を過ごしてきた人が多いはずです。

授業で先生に当てられても、すぐ答えることができたでしょう。

一方で、「当てないで欲しい」と必死で気配を消して目を伏せたり、
「答えられずに恥ずかしい思いをした」というクラスメイトもいたはずです。

そんな経験をしたことがありますか?
その気持ちがどれだけ分かりますか?
それをどれだけ授業に生かせていますか? ということですね。

逆に、勉強は得意だけど体育は苦手だったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

その意味でヒャダインさんの主張に共感できる人も多いでしょうが、
そういう気持ちを勉強に対して抱いている子がいると考えれば、
痛いほどよく分かるのではないかと思います。

つまり、運動にせよ勉強にせよ、それが得意な人はその楽しさを知っているから、
それを他人(子どもたち)にも共有してあげたくなるんですよね。

動機は、本当に「善」なんです。

でも、山登りが好きな人にどれだけ登山を勧められても、嫌いな人は嫌いですよね?
ジョギングが趣味の人にマラソン大会に誘われても、
「絶対出たくない」と思う人だっていますよね?

だから、私たちもエゴの押し付けになってはいけないのだと思いますし、
「運動(勉強)ができない子が、できるようになることが善であるという前提がおかしい」
というクリティカルな発想も、深く考えさせられます。

そう考えると、私たちが良かれと思ってやっていることは、
本当に子どもたちが望んだことなのでしょうか。

「子どもたちは、成績を上げたいから塾に通っているんだ」と言われれば、
もちろんそうだと思います。

しかし、さらに深く考えてみれば、その「成績を上げたい」というのも、
「成績を上げないと困るから」「周りや社会がそれを求めるから」という外圧が
前提にあるからに過ぎないのもしれません。

つまり、やりたくてやっているわけではない、
もっと言えば、私たち大人が「子どもたちは成績を上げたいと思っている」と
勝手に決めつけている部分がないか、自戒しつつ自問したいところです。

受験も、成績表も、偏差値による優劣の比較もない世界線で、
それでも「成績を上げたい」と言う子が果たしてどれだけいるか。

本来は、それこそが純粋な学習意欲であり、探究心であり、
知的好奇心であり向上心であり、「教育」とはそういうことだと思います。

だとすると「体育がスポーツ嫌いを生み出している」というのも、
「学校や塾での勉強が、『学ぶこと』嫌いな子どもを生み出している」と
考えることができるかもしれません。

「大人になってから勉強が楽しくなった」「自発的に学ぶようになった」
という人は多いと思います。

それはつまり、周囲の求めなどの外圧ではなく、
純粋に自分の中から沸き起こってくる学習意欲に基づく学びになっているからでしょう。

学校や塾が、子どもたちにそういう思いを抱かせてあげられていないのだとすると、
これも思わず考え込まずにはいられません。

塾のミッションは、確かに成績向上や志望校合格です。
民間の営利企業としてこれを事業とし、需要と供給も成立しています。

経済活動としてはそれで良いのでしょう。

でも、きっと塾経営者の誰もが、塾という営みにそれ以上の価値を見出していると思うんです。

主張ややり方はそれぞれ違えど、
「教育」に対して何らかの思いを抱いてこの仕事をしていると思うんです。

年の瀬に、そして新年に向けて、「教育とは何だろう」、
「自分が提供したいものは何だろう」、「子どもたちは何を求めているのだろう」という原点や、
「知らずしらずのうちに、道がずれてきてないだろうか」というふりかえりに、
思いをはせてみませんか。

お互い、「いい塾」を作っていきたいですね。

【今回のまとめ】
・勉強が得意な人間の論理だけで、ものごとを考えない
・改めて、理想とする教育のあり方を見つめ直してみよう

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆あとがき<今年もお世話になりありがとうございました>

当メルマガも、年内最後の発行となりました。

今年も1年間、お読みいただき本当にありがとうございます。

読者のみなさまがいらっしゃるおかげで、
私自身も週2回・年100回配信をやり切ることができました。

来年も今年以上に有益な情報やセミナーを提供していきたいと考えています。

また、できるだけ、読んで元気になったり前向きになったりできるような
内容を心がけていきたいです。

たまには、愛を込めてあえて毒を吐くときもあるでしょうが、どうか笑ってお許しください(笑)。

対面セミナーも増やしていきますので、
直接みなさまとお会いできることを楽しみにしています。

年明けは、1月3日(金)が2025年の第1号となります!

今年1年本当にありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。良いお年をお迎えください。

────────────────────────────────────────────
株式会社リアル・パートナーズ ~地域ナンバーワン個別指導塾を創るコンサルタント~

〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

◇今回の「目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾」はいかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ info@r-partners.jp

◇以前分のメルマガはこちらをご覧下さい。
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

※このメルマガは、著作権により保護されています。
許可無く、内容を無断掲載・無断引用することを禁じています。
従って、内容を誰かに教えたい、共有したいと思っていただけた場合は、
読者登録( http://www.mag2.com/m/0001341233.html )をお勧めくださると嬉しいです。
私も、少しでも多くの方に喜んでいただけるよう、頑張って参ります。

────────────────────────────────────────────
(c)2011-2024 Real-Partners All Rights Reserved.
このメルマガは、まぐまぐさんのご協力により配信しております。
ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!