【リアル・パートナーズ】高校が無償化したとき、塾に起こること

┏━━━◆◇リアル・パートナーズ メールマガジンvol.873◇◆━━━━━┓

『目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾』 毎週水曜日・金曜日発行
~2025.02.21~

当メルマガでは、あなたの塾が、
「地域ナンバーワン個別指導塾」になるヒントを毎週お届けします。
私の考える「地域ナンバーワン」とは、ズバリ「生徒が辞めない塾」です。
そして、そんな良い塾が増えること、あなたの塾がそうなることが私の願い。
机上論ではない、現場主義の実践的な情報をどんどんお届けしていきますので、
あなたの塾経営にぜひお役立てください。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

【ご質問・ご要望も大募集中!】

「こんなテーマで書いてほしい」「こんなときどうすれば?」という
ご要望やご質問もお待ちしております。
お寄せいただいたご質問には、
メルマガ内で可能な限りお答えしてまいります!
→ info@r-partners.jp

【以前の記事はこちらから】
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『教室サポート会員募集、あと「1塾」となりました』
◆今回のテーマ  『高校が無償化したとき、塾に起こること』
◆あとがき     『おすすめ寒さ対策』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◇お知らせ(1)<共通テスト数学、ガチの分析会を開催!>

先日実施された大学入学共通テストの「数学」を
とことん掘り下げて分析・解説するセミナーを開催します!

講師は、高校数学参考書でおなじみのFocusGold代表執筆者・竹内英人先生です!

今年の共通テストは新課程として初めての実施で、出題傾向に大きな注目が集まりました。

数学では数II・Bが数II・B・Cに再編され、制限時間が70分に延長。

また、数I・Aでは選択問題が廃止され、全問必答形式に変わるなど、
試験の構成そのものが変化することも伝えられていました。

こうした変化が出題傾向にどのような影響を及ぼしたのかを分析することは、
次年度以降の指導方針を立てる上で非常に重要です。

そこで竹内英人先生にご登壇いただき、たっぷり2時間、
徹底的に深掘りして解説していただく予定です。

来年度の共通テスト数学対策に向け、
今年出題された数学の問題を深く深く理解したい方のご参加をお待ちしております。

今回も株式会社POPERさんとの共催で、同社のご厚意により参加費用は無料です。

高等部の充実に向け、ぜひご参加くださいませ!

<2025年共通テスト「数学」分析会>
■日 程   : 2月25日(火)11:00~13:30
■講 師   : 竹内 英人先生(Focus Gold代表執筆者/名城大学教授)
■参加方法 : Zoomを使ったウェビナー
■参加費用 : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/20250225-3/
      ※塾内で複数名参加の場合、1名ずつお申し込みください
      ※申込情報は株式会社POPERと共有いたします

講師紹介
=====
竹内 英人先生(たけうち・ひでと)

名城大学教職センター教授。元愛知県立高校教諭。
啓林館 中学校・高校数学の文科省検定教科書著者。高校数学参考書Focus Gold代表執筆者。

全国の学校・教育委員会で教師研修、出前講義を担当。
近年のライフワークは小学生対象の親子算数教室や親子作文教室を開催し、
作文と文章題を通して、思考力・表現力を育成する取り組みに力を入れている。
また、公教育と私教育の壁を取り払う運動として、
学校、塾、予備校の先生方を一堂に集めたセミナー、勉強会も定期的に開催している。
全国の塾・予備校へ講師研修を兼ねた出前講義にも力を入れている。
趣味はサッカーとB級グルメとスウィーツ(愛知スウィーツ男子の会会長)
=====

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆まえがき<教室サポート会員募集、あと「1塾」となりました>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

先日より募集を開始いたしました2025年度教室サポート会員募集ですが、
残る枠があと「1塾様」となりました!

すでにお申し込みいただいた先生方、ありがとうございます!

期限は明日22日(土)までとなっておりますが、
早い者勝ちでお申し込みされたあった時点で受付終了となります。

次回の募集は1年後となりますので、ご検討中の方はお急ぎくださいませ!

=====
【2025年度 教室サポート会員募集】 
<詳細>
https://r-partners.jp/1442/

<お申込み> 
https://beast-ex.jp/fx3926/support

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆今回のテーマ<高校が無償化したとき、塾に起こること>

いやー、いよいよ実現しそうですね!
何がって、全国の高校授業料無償化です。

<高校無償化、私立「45.7万円」引き上げ明記…自公維の合意で予算案の年度内成立に公算>
https://news.yahoo.co.jp/articles/45e3d35abf1bad05521169eb05c53cfd2431085a

大阪と東京でさきがけて無償化が導入された中で、
全国一律導入はもう少し先になるのではという見方もありましたが、
ここに来て一気に現実味を帯びてきました。

全国の保護者さんにとって、高校無償化は素直にありがたい話でしょう。
私も子を持つ親の身ですから、その気持ちはよく分かります。

一方で、塾経営者としてこのニュースを分析すると、
考えないといけない課題もたくさん見えてきます。

最も大きいのは、保護者(と言うか国民)の
教育に対する意識が変わることではないでしょうか。

「教育はタダである」という認識が、常識となっていくはずです。

そうなると、「お金を取って教育を提供する」塾は、
よりそのクオリティが問われることになるでしょう。

本来、教育そのものは費用対効果で考えるものではありませんし、
「これを学べばこうなれる」という、短絡的で成果主義的な発想は本質を歪めます。

教育の質と拠出したお金が比例する、もっとストレートに言えば
「良い教育を受けるためには、たくさんお金を出さなくてはいけない」というのも、
極めて危険な考え方です。

しかし、それは公教育(学校)の話。

塾運営が経済活動である以上、どんなに正論やキレイごとを並べても、
(賛否はさておき)「費用と成果」の視点からは逃れられないしょう。

つまり保護者さんは、当然のように
「これだけお金を出しているんだから、見合った成果を売ってちょうだい」と考えるはずで、
公教育が無償化することで、その志向はより強くなるのではないかと考えます。

「学校はタダなんだから、お金を払う以上、塾はそれ以上の教育価値を出すべき」
という考え方です。

そうなったとき、学校でもできること、あるいはその延長レベルにしかない教育サービスでは、
なかなか評価してもらえなくなるはずです。

ただ、だからこそ逆に、個人塾の尖った個性が
評価される時代にもなるのではないかと思います。

規制上、公教育ではできないことや、独自の教育理念、取り組みなどが
塾の強みとなっていくはずです。

また、ここで忘れてはいけないのは、
今回の無償化はあくまで「授業料無償化」であるということ。

授業料以外の費用は、普通に家庭の自己負担です。

例えば近年、留学や海外研修の類が盛んになってきています。

特に私立校はそのあたりのカリキュラムが充実していましたが、
今回の無償化で私立進学者は増えるでしょうから、
これに参加したい(させたい)と考える生徒さん(保護者さん)も比例して増えるでしょう。

おそらくここに、家庭の経済力の差も出てきます。

今でもすでにその傾向はありますが、
同じ学校に通っていても、留学に参加できる子とできない子が
より顕著に分かれていくはずです。

これと、先述した「お金を払ってでも受けたい教育」を絡めて考えると、
単なる教科学習やその授業ではなく、「経験」に価値を見出す人も増えるかもしれません。

これもまた、塾にとってはチャンスではないでしょうか。

塾だからできる貴重な(教育的)体験はないか、
アイデアをめぐらせてみるのも悪くないと思います。

例えば、探究学習のための経験や調査をサポート(伴走)するとか、
部活動ではできないスポーツや文化活動の場を提供(紹介)するとか、
学外のコンテストや大会への挑戦をアシストするとか、
セミナーやフィールドワークを企画してみるとか、
講師が自分の通っている大学を案内してくれるとか、何でもいいと思います。

塾が学校教育を補完する立場であると考えるなら、
学校ではカバーしきれない部分をサポートするという意味でも理に適っています。

問題があるとしたら「学力向上」「志望校合格」以外に、
保護者さんが対価としての価値を見出さない(その視点がない)ケースでしょうかね。

それでも、やり方がないわけではありません。

塾の理念やブランドとも関係してくることではありますが、
「成績向上や志望校合格は当たり前」という前提で、
プラスαの価値を示すことが大事と考えても良いですし、
成績・合格に特化して、そこで突き抜けたベネフィットを提供するのでも良いと思います。

いずれにせよ、保護者さんや生徒さんが
「お金を払うべき価値のある教育」をどう考えるか予測し、
そのニーズに合わせていくことが大事だと思います。

もちろん、そんなものにおもねらず、プロダクトアウトの発想で
「うちはこれを売りたいんだ!」と強いこだわりをもってブランディングするのもアリです。

学校教育の逆張りをすれば良いというものではないと思いますが、
「教育はタダ」の世界線で有償の教育が生き残るには
相当な価値・インセンティブが必要になるのは事実です。

いまの教育サービスを極めていくのか、新たな価値を提供していくのか、
今から少しずつでも考え始めておくことをおすすめします!

【今回のまとめ】
・「教育はタダ」が常識になる時代がくる
・そうなったとき、「有償の教育」の価値をどう作るか

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆あとがき<おすすめ寒さ対策>

先週の暖かさから一転、今週はかなり寒いですね……
弊塾のある兵庫県宝塚市でも、雪がちらほら舞う日が多くなっています。

時期が時期だけに体調だけは崩さないように心がけていますが、加齢には勝てません(涙)。
年齢とともに冷え性になってきたようで、体が昔に比べて体が冷えやすくなった気がします。

それなのに、個人的には厚着がとても苦手でして、
できることならどんな状況でも薄着でいたいタイプです。

厚手やモコモコの服は基本的に着ませんし、
スーツのジャケットを着るのもかなり抵抗があるぐらいです(笑)。

そこで、どうすれば薄着であったかくなるかを考え抜いた結果、
インナーにユニクロのヒートテックを2枚(半袖と長袖)重ね着することを思いつきました!

「えっ!?」と思われるかもしれませんが、
実際にヒートテックを重ね着してみると、めちゃくちゃあったかいんですよ!

しかも薄い生地2枚ですから、かさばらなくて個人的には大満足です。

もし良かったら、みなさんもお試しくださいね。
また、みなさんのオススメ寒さ対策があればぜひ教えてください!

寒い日がまだまだ続きますので、ご自愛をば。

────────────────────────────────────────────
株式会社リアル・パートナーズ ~地域ナンバーワン個別指導塾を創るコンサルタント~

〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

◇今回の「目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾」はいかがでしたでしょうか?
ご意見・ご感想等、お気軽にお伝えください。→ info@r-partners.jp

◇以前分のメルマガはこちらをご覧下さい。
→(フルバージョン)  https://note.com/yasuta_rp
→(メインテーマのみ) https://r-partners.jp/category/blog

※このメルマガは、著作権により保護されています。
許可無く、内容を無断掲載・無断引用することを禁じています。
従って、内容を誰かに教えたい、共有したいと思っていただけた場合は、
読者登録( http://www.mag2.com/m/0001341233.html )をお勧めくださると嬉しいです。
私も、少しでも多くの方に喜んでいただけるよう、頑張って参ります。

────────────────────────────────────────────
(c)2011-2025 Real-Partners All Rights Reserved.
このメルマガは、まぐまぐさんのご協力により配信しております。
ありがとうございます。

いいなと思ったら応援しよう!