【リアル・パートナーズ】来年度の大学入試制度が大きく変わる(特に関西)!?

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~2025.02.14~

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【目次】

◇お知らせ
◆まえがき     『教室サポート会員募集、あと「3塾」となりました』
◆今回のテーマ  『来年度の大学入試制度が大きく変わる(特に関西)!?』
◆あとがき     『学生講師と王将へ』

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◇お知らせ(1)<共通テスト数学、ガチの分析会を開催!>

先日実施された大学入学共通テストの「数学」を
とことん掘り下げて分析・解説するセミナーを開催します!

講師は、高校数学参考書でおなじみのFocusGold代表執筆者・竹内英人先生です!

今年の共通テストは新課程として初めての実施で、出題傾向に大きな注目が集まりました。

数学では数II・Bが数II・B・Cに再編され、制限時間が70分に延長。

また、数I・Aでは選択問題が廃止され、全問必答形式に変わるなど、
試験の構成そのものが変化することも伝えられていました。

こうした変化が出題傾向にどのような影響を及ぼしたのかを分析することは、
次年度以降の指導方針を立てる上で非常に重要です。

そこで竹内英人先生にご登壇いただき、たっぷり2時間、
徹底的に深掘りして解説していただく予定です。

来年度の共通テスト数学対策に向け、
今年出題された数学の問題を深く深く理解したい方のご参加をお待ちしております。

今回も株式会社POPERさんとの共催で、同社のご厚意により参加費用は無料です。

高等部の充実に向け、ぜひご参加くださいませ!

<2025年共通テスト「数学」分析会>
■日 程   : 2月25日(火)11:00~13:30
■講 師   : 竹内 英人先生(Focus Gold代表執筆者/名城大学教授)
■参加方法 : Zoomを使ったウェビナー
■参加費用 : 無料
■申 込   : https://contents.comiru.jp/seminar/20250225-3/

      ※塾内で複数名参加の場合、1名ずつお申し込みください
      ※申込情報は株式会社POPERと共有いたします

講師紹介
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竹内 英人先生(たけうち・ひでと)

名城大学教職センター教授。元愛知県立高校教諭。
啓林館 中学校・高校数学の文科省検定教科書著者。高校数学参考書Focus Gold代表執筆者。

全国の学校・教育委員会で教師研修、出前講義を担当。
近年のライフワークは小学生対象の親子算数教室や親子作文教室を開催し、
作文と文章題を通して、思考力・表現力を育成する取り組みに力を入れている。
また、公教育と私教育の壁を取り払う運動として、
学校、塾、予備校の先生方を一堂に集めたセミナー、勉強会も定期的に開催している。
全国の塾・予備校へ講師研修を兼ねた出前講義にも力を入れている。
趣味はサッカーとB級グルメとスウィーツ(愛知スウィーツ男子の会会長)
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◆まえがき<教室サポート会員募集、あと「3塾」となりました>

こんにちは、リアル・パートナーズの安多です。

一昨日、当メルマガで告知させていただいた2025年度教室サポート会員募集ですが、
さっそく2塾さまにお申し込みをいただきました。

お申し込みいただいた先生方ありがとうございます!

「サポート会員になってよかった」と必ず言っていただけるように、
力を尽くしてさまざまなコンテンツやノウハウをご提供いたします。

楽しみにしていてくださいね!

全5枠ですので、お申込みはあと3塾さまとなります。

ご興味をお持ちの方はお早めにご検討ください。
期限は2月22日(土)までとなっておりますが、定員に達し次第終了し、
次回の募集は1年後となります。

膝をトコトン突き合わせたお付き合いしましょう!

【2025年度教室サポート会員 詳細】
https://r-partners.jp/1442/

【お申込み方法】
https://beast-ex.jp/fx3926/support

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◆今回のテーマ<来年度の大学入試制度が大きく変わる(特に関西)!?>

ご存知の方も多いと思いますが、昨年に東洋大学と大東文化大学が、
いわゆる年内入試の形で、学力試験による選抜を行いました。

一応、規則では学力試験を実施できるのは2月1日以降となっており、
結果として文科省が激オコ状態、2大学を指導するという流れとなっています。

【文科省、東洋大と大東文化大を指導 学力試験の年内「前倒し」実施で 大学側反発】
https://www.sankei.com/article/20241216-72DF3CZVKNI4THZJJKWV5DEHNM

※こちらは、本件について大学ジャーナリストの石渡さんが書かれた良コラムです
【一般入試が実質年2回化へ~東洋大入試から始まる地殻変動】
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b7c4e96c4b564d67e3d7a860f379cc757b3e54cc

今回はこの一件を掘り下げて、
来年度の大学入試の形態がどうなるか考えてみたいと思います。

大きくは二つ、「年内入試(公募推薦)の実施の可否」と「1月に入試実施の可否」が
ポイントになりそうです。

まずは「年内入試(公募推薦による学科試験)の実施の可否」について。

端的にまとめると「大学入試実施要項では、学力試験は2月以降と明記してあるんだから、
年内に学力試験をするなんてとんでもない」ということになります。

ただ関西圏で生まれ育ち、今も関西に住んでいる私からすると本当にかわいそうな話で、
今回問題となった同様の試験スタイルは、関西では30年ほど前から習慣化していました。

実際に私も、28年前に公募推薦で受験・合格しました。

当時は公募推薦が始まったばかりで、「公募推薦、なにそれ?」という時代でしたが、
私はなんとか大学に合格したい(できるかぎり楽に)という一心で、
公募推薦の仕組みを調べあげて挑んだ思い出があります。

併願もできたので、志望学部を変えながら計6回くらい受験した記憶があります。

それぐらい関西では古い制度なのですが、30年間ずっと関東では浸透していませんでした。

5年くらい前に、関東圏を中心に活動する大学受験の専門家と話をしていたときも、
彼の中に「推薦=専願」みたいな概念がベースにあったせいか、
最初はなかなか話がかみ合わず、お互い「???」となった思い出があります(笑)。

ある種、関西の制度のほうが特異的だったかもしれません。

もし、今回の文科省の指導について関西圏の大学も従う流れになった場合、
受験生(新高3生)の受験プランに影響が出ることは必至です。

もちろん私たち塾や予備校、高校は私大受験戦略を立て直す必要があります。

例えば、公募推薦入試で第2志望の近畿大学を受験・合格しておき、
年明けの一般選抜で本命の関西学院大学に挑戦するという戦略が組めなくなります。

このやり方は本当に効果的で、公募推薦でどこかに合格できていれば、
12~1月の2ヶ月間で本命のみに絞った対策が可能です。

しかし、これができないとなると、本命もそれ以外の私大対策も
12~1月に並行して行う必要があり、本命の合格率が下がるでしょう。

こうしたことから、来年度の公募推薦がどうなるかは注視していく必要があります。

関西では、関関同立(関東でいうGMARCH)クラスの難関大学以外の多くの私大で、
公募推薦として学力選抜を行なっているのが現状です。

本当にどうなるのでしょうか……

素直に文科省の指導に従うのか、
違反しても罰則がないことにかこつけ強行実施するのか、注目したいところです。

次に、もうひとつのポイント、「1月に入試実施の可否」について。

年内入試(学力試験)実施の是非が強すぎて意外と盲点かもしれませんが、
こちらもとても深刻な話です。

【来年の大学入試、筆記試験は2月以降に…文科省のルール順守要請で高校側「受験のチャンス減る」】
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/daigakunyushi/20250125-OYT1T50084

関西では、早い大学では共通テストが終わった翌週から一般入試がスタートします。
1月から入試シーズンに突入しているのです。

しかしこれも関西特有と言えそうで、「学力試験は2月から」という原則に従うなら
これも本来ならアウトです。

具体的な例を2件挙げてみましょう。
弊塾で立てている受験計画の一例です。

本来はもう少し細かいですが、分かりやすいように表現しています。

<例1 本命:関西学院大学、第2志望群:近畿大学・甲南大学>

まず、3大学の一般選抜の日程をすべて羅列するとこのようになります。

・1月25日 近畿大学
・1月26日 近畿大学
・1月30日 甲南大学
・1月31日 甲南大学
・2月1日 関西学院大学・甲南大学
・2月2日 関西学院大学
・2月3日 関西学院大学
・2月4日 甲南大学
・2月5日 関西学院大学・甲南大学
・2月6日 関西学院大学
・2月7日 関西学院大学

これを元に受験プランを作った場合、ざっとこんな感じでしょうか。

・1月25日 近畿大学
・1月26日 近畿大学

・1月30日 甲南大学

・2月1日 関西学院大学
・2月2日 関西学院大学
・2月3日 関西学院大学

・2月5日 関西学院大学 or 甲南大学
・2月6日 関西学院大学
・2月7日 関西学院大学

生徒さんによっては甲南大学の日程を増やす場合もあります。
関西の塾さんはこういった形で作戦を立てられることが多いのではないでしょうか。

しかし、もし1月の学力試験実施もNGとなると、
近畿・甲南大学の入試が2月にスライドしてくるわけで、
本命の関西学院大学と日程がモロ被りするはずです。

そうなった場合、本命の関西学院大学を受験する回数を減らさざるを得ませんし、
4日連続や5日連続受験というハードな日程を組まざるを得なくなるでしょう。

個人的に、入試は3日連続が上限かと思います。

<例.2 関西の女子大に進学したい生徒さんの場合>

関西の女子大はびっくりするぐらい1月入試が多いです。

・1月22日 甲南女子大学
・1月23日 甲南女子大学
・1月24日 武庫川女子大学
・1月25日 武庫川女子大学
・1月26日 同志社女子大学・神戸女子大学
・1月27日 同志社女子大学・神戸女子大学
・1月28日 同志社女子大学
・1月29日 同志社女子大学・京都女子大学・神戸女学院大学
・1月30日 京都女子大学・神戸女学院大学
・1月31日 京都女子大学

・2月8日 神戸女子大学
・2月9日 甲南女子大学

・2月17日 神戸女学院大学

これで「1月入試はダメ!」と言われたときの混乱ぷりは、想像に難くありません。

今年度入試は新課程元年でいろいろな変更点もありましたが、
来年度は違った意味で大混乱になると考えています。

「公募推薦(での学力試験)ダメ、1月入試ダメ」となったら、
受験の仕組み自体がまったく違ったものになるでしょう。

正直なところ、個人的にはかなり戦々恐々としていますし、
できれば公募推薦も1月入試も従来通りOKとなるのが希望です。

文科省や各大学の動きに注目していきたいですね。

みなさんは、来年度の大学入試についてどうお考えですか?

【今回のまとめ】
・来年度、大学入試の仕組みが大幅に変わるかも
・文科省や各大学の動きに注目

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◆あとがき<学生講師と王将へ>

先日、仕事終わりに学生講師のリクエストで餃子の王将へ行ってきました。

教室から車で10分ほどのところに、24時間営業のお店があるんですが、
なんとここ、33年連続で日本一の売上を誇る王将店舗(空港線豊中店)なんです。

23時にいっても、整理券を取って待つぐらいの混みよう。

常にお客さんが入ってくることもあり、
キラーコンテンツでもある餃子は常に焼き続けられているようで、
注文した3分後にできたての餃子が届きました(笑)。

注文が入ることを見越してすでに作り始めている、ある種の好循環モデルですよね。

しかし、これが若さなのか学生講師はよく食べます。
その食べっぷりを見て、微笑ましい気持ちになりました(笑)。

気持ち良くたくさん食べてくれると、こっちまで嬉しくなりますよね。

彼らがたくさん助けてくれるおかげで、うまく教室運営できています。
感謝してもしきれません。

彼らが嬉しそうに餃子を食べる姿を見て、幸せを感じたひとときでした!

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〒665-0881 兵庫県宝塚市山本東3-10-1-1F
【目指せ!地域ナンバーワン個別指導塾】発行者:安多 秀司

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