節度とか美しさとか

虚像に入れ込む人間の姿は美しいと言えるか。

節度、品性……そして理性。
様々な歯止めをかけ、自制する。

かしこまるのはよそうか。

『いい歳こいてバカみたいに騒ぎ、脇目も振らず熱中する姿』のことだ。

虚像はビジネス。
モデルとして『アイドル』でも持ち出そうか。
前提として『本人が楽しんでるんだからそれでいいのでは❓』という論は無視する。

どうしても私は、アイドル的存在にキャーキャーする人が美しく見えないし、熱中できるモンがあって羨ましいという感情も湧かない。

心理の枠組みは理解できる。
当然私だって『この人好きだなぁ』と思うし。

私が認知している『精神世界』も、手掴みできる実体のなさ……という点では虚像だ。だが決して『他人が意図して生み出したモノ』ではない。

意図、意図、意図。
世界は眩暈を起こさせる。
なら精神世界は都合のいい避暑地なのか。

浸透して久しい『推し』という言葉概念。
私のような人間はゼッタイに使わない。
流行り言葉に含まれる雑味に、私の肌は敏感だ。

世間一般ではおそらく、『熱中できる推しが在るのは素晴らしい』と考えられているのか。まあ全てを否定はしない。

だがしかし

と、心が頑なになる。

ホラーの皮を被ったSF小説『リング』シリーズの最終章を知ってるだろうか。
ウチら仮想世界の住人だったし全人類が貞子になったら単一のウイルスとかで全滅するからヤベェ❗️ って雰囲気だった(ハズだ)

人類存続という観点で考えれば、私のようなひねくれ者の出現は必然。一歩も二歩も引いて『友達できにゃい……』と嘆く役割だ。

まあ多分
流行りに乗っからない事により
なんかを守ってんだよ多分

ねーんだよ、そんな高尚な理由なんざ。

学生時代ならいざ知らず、今更人に嫉妬の感情もない。8割ぐらい精神が満たされてるから。

『なるべくフラットな【美しくねぇなぁ】』って感情で軽々に流行り言葉を使う人やアイドルに夢中な人を見ている。あと人類の存続に貢献してる感覚はない。ていうかしてるワケねぇだろ。

もうアレだ。
シンプルにイヤな奴だよ私は。

推し……推しねぇ……
う〜ん、えっと……ジョン……万次郎とか好きっすね……ハイ。

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