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子供のスマホをどう管理するか問題

今回の我が家で困っていた子供のスマホ事情と、実際に施した対応をご紹介します。

■ 我が家の子供スマホ事情
■ 利用したペアレンタルコントロール用ツール
■ まだスマホを渡していないご両親へのアドバイス
■追伸:任天堂Switchの「みまもりSwitch」

我が家の子供スマホ事情

我が家には3人の子供がいてそれぞれスマホを持たせています。

長女(高3):iPhone7(義兄のお古、自宅のみ利用)
長男(高2):iPhone7(格安SIM利用)
次女(中2):Android(格安SIM利用)

正直消極的ではありましたが、塾や部活で遅くなることも多く、連絡を取る意味でも必要になることが多くなり持たせることにしました。

ただ失敗だったのは、あまり厳密に運用ルールを決めずに持たせ始めたことです。案の定、ゲームやYouTubeなどで子どもたちのスマホ三昧になりました。

うちはずっとテレビをリビングに置かないことにしていたので、テレビに対しては子どもたちはほぼ関心をもたないのですが、スマホにはすっかりはまり、家の中でもイヤホンをつけて常に片手にスマホを持ち歩く状態となりました。

本来は子どもたちの自己管理力を高めることで解決させたかったのですが、可及的速やかな対応も必要になっている現状から夫婦で下した結論として、利用制限をかけることにしました。短絡的ではあるのですが、まず今起こっている問題を解決することを優先し、時間管理の大切さなどは継続的に教えていく方法を選びました。

利用したペアレンタルコントロール用ツール

実際に利用したツール/機能は以下です。

iOS:スクリーンタイム機能での制御(iOS12から)

Android:「Googleファミリーリンク」アプリの利用

どちらも一日の利用時間の上限と禁止時間帯を決めることができます。
今回我が家の場合は以下に設定しました。

利用禁止:21時~朝6時(長女のみ勉強用アプリ利用のため24時まで)
一日の利用時間制限:3時間(長女はなし)

iPhoneの場合はOSの機能なので、子供の端末の「設定」から変更ができわかりやすいです。スクリーンタイムの利用時間制御の部分だけの専用パスコードを設定できるので、子供に解除される心配もありません。運用的にもそのパスコードを共有しておけば、いざというときに夫婦どちらでも解除できるので便利かと思います。

Androidの場合は「ファミリーリンク」というアプリを親と子の両方の端末に入れる必要があります。親用はiOS版もあります。上の記事にもありますが、かなり詳細に制御ができます。簡単ですが両方の端末上で設定が必要になります。

まだスマホを渡していないご両親へのアドバイス

そもそも何歳から渡すべきか?という問題についてです。

子供たちに聞くと実際中学レベルだとスマホをもっていないお子さんも結構いるようですが、高校だとさすがにほぼ全員もっているようです。

各家庭や子供の環境により必要性は様々であるため一概には言えませんが、我が家の経験を踏まえて言いますと、私は中学まではよっぽど必要がなければ我慢させ、塾や習い事などでの連絡手段としてどうしても必要な場合は、電話機能だけとして渡すのが良いと思います。一方高校になると、友達同士の連絡はどうしてもスマホ中心になるようでもあり、渡して適切な使い方を教えるタイミングと捉えるのがよいかと思います。

小中時代のデジタルへの興味を補完するものとして、既に多くの家庭でそうなっているかと思いますが、リビングに一台家族共用のPCを置くのはおすすめです。小学校でもPCを使う授業は始まりますし、何か調べ事があればPCで自分で調べる癖をつけるのは、とても良いことだと思います。

あとスマホを子供に渡す際には、利用ルールに関しての子供との事前の約束の合意と、制御ツールの導入は必ず行っておくことをおすすめします。自分でした約束であれば、それを破った時はしっかりその点を訴えることができますし、一度作ってしまった悪習慣を後から変えるのは無駄だし本当に大変です。

スマホを持つことで手に入る可能性も多くあると思いますが、大人であっても十分に制御することが難しいものを、子供にうまく管理して使いこなせというのは酷な話です。欲しがるものを与えないのは勇気が必要ですが、

決めておくべきルールとしては以下が挙げられます。

・利用時間(1日の利用上限と利用禁止時間帯、平日と休日)
・SNSの利用(LINEも家族以外とは友達にならない、など)
・アプリのインストール(必ず確認を取る)

デジタル・ネイティブの時代に逆行する部分もあるかと思いますが、同じ課題でお困りのご両親の少しでも参考になれば嬉しい限りです。

追伸:任天堂Switchの「みまもりSwitch」

ちなみに上記でスマホの見守り機能やアプリを紹介しましたが、任天堂Switchにも似たような目的「みまもりSwitch」というサービスがあります。

このサービスのUI/UXデザイナーさんが、サービスに込めた思いを語っている記事がありました。これがとってもいいんですよね!こうした丁寧な設計思想はシステムに携わるものとして非常に勉強になりました。もしよければこちらもご覧になってみてください。



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