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企業によるバリデーターとしての参入 #Xスレッドアーカイブ

既存の大手企業がブロックチェーン企業と提携し、バリデーターとして参入するという事例は海外では珍しくなく、国内でも目にすることが時々あります。

今回は企業によるバリデーターとしてのブロックチェーンへの参入事例と共に、ブロックチェーンと企業の関係について見ていきましょう。

バリデーターとは、PoSブロックチェーンでチェーンに送信されるトランザクションの正当性をチェックする人々を指します。バリデーターは一定量のトークンをステーキングすることで安定した利回りのバリデーター報酬を受け取ることが可能です。

まず初めに紹介するのは、昨年9月に発表されたGoogle Cloudと、Polygonの開発を主導するPolygon Labsの提携です。

Google CloudはPolygonブロックチェーンのバリデーターとしてバリデーターノードの運用を開始しました。これによりGoogle CloudはPolygonの分散やセキュリティに協力しています。

また、ブロックチェーンのバリデーターノード用のインフラである「Blockchain Node Engine」も提供しています。これによりユーザーはGoogle Cloudを用いてPolygonを初めとした様々なブロックチェーンのノードが運用可能です。

次に紹介するのは、グリーがweb3事業のため設立したシンガポール法人BLRDです。BLRDもGoogle Cloudと同様にPolygonのバリデーターノードを運用しています。

また同社はPolygonをゲームを提供するブロックチェーンの候補として選んでいることを明らかにしています。

BLRDはPolygonだけでなくAvalancheのAva Labsや、SuiのMysten Labsともブロックチェーンゲームの配信に向けて提携しバリデーターノードの運用を開始してます。さらに国内発のブロックチェーンであるOasysと提携しており、初期バリデーターとしても参加しています。

昨年は他にも大手ゲーム会社のUbisoftや、独通信会社ドイツテレコム子会社のドイツテレコムMMSなどがバリデーターとしてブロックチェーンに参入することを発表しました。

このようにバリデーターは、既存の企業がブロックチェーンに参入する1つの形になっていると言えるでしょう。

またバリデーターになるには資金を預け入れる必要があるため、企業がバリデーターとしてのブロックチェーンへの参加を含む提携は、通常の企業間の提携に比べて少し強固と言えます。企業がサービスに採用するブロックチェーンを推測する良い材料になるかもしれませんね。

ブロックチェーンへの参入は様々な形が存在しますが、今回はバリデーターとしての参入を紹介しました。好評であれば今後もこういったブロックチェーンと企業の関係に注目したまとめを投稿します。皆さんも調べてみると面白いかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました!


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