
DN404について #Xスレッドアーカイブ
以前私の投稿でも紹介したイーサリアムの新しいトークン規格「ERC-404」に関して、すこし進展がありました。今回は、その進展についてすこしだけ詳しく見ていきましょう。
前回の投稿をまだ読んでない方はぜひご覧ください。
ブロックチェーン上で発行されるトークンには、一般的に設計の仕様を定める「規格」が存在します。最近はイーサリアムのFTの規格「ERC-20」とNFTの規格「ERC-721」を混合したような規格「ERC-404」が登場し話題を集めています。 今回はこのトークン規格についてまとめていきます。 1/n🧵
— Yasuo Tezuka @ cryptolier inc. (@yasuo_tezuka) February 12, 2024
初めにおさらいをします。「ERC-404」は、ERC-20(機能的なトークン)とERC-721(ユニークなトークン、つまりNFT)の特徴を組み合わせたイーサリアム基盤の新しいトークン規格です。このハイブリッド規格は、トークンの多様性と利用可能性を大きく拡張しました。
「ERC-404」は登場後すぐにいくつかのプロジェクトに採用されましたが、正式な監査や、イーサリアムのコミュニティによる承認はされていません。
そんな中、有名な開発者のcygaar(@0xCygaar)氏が、同じコンセプトの規格「Divisible NFT(DN404)」を発表しました。
Excited to launch the "Divisible NFT" standard (DN404) which aims to be a hybrid ERC20/721 token.
— cygaar (@0xCygaar) February 12, 2024
ERC404 took the crypto world by storm over the past few days, but it doesn't follow existing standards, is inefficient, and breaks at certain edge cases.
Here's how DN404 works 🧵: pic.twitter.com/3kj504Gb97
「ERC404」はその特殊な仕組みから、イーサリアムでの「ERC-20」などの既存の規格に従った実装の難易度が高く、一般的なDEXやマーケットプレイスで使用できなかったり、ガス効率が悪いなどの問題もありました。そのため、完璧な実装とは言えない現状です。
しかし「DN404」は、基本的な仕組みは同じでありながら、既存の規格をある程度踏襲して実装することに成功しており、DEXやNFTマーケットプレイスでそのまま使用可能な設計になっています。さらにガスの効率化なども実装されており、比較的安いガス代で利用可能です。
同規格は、「Solady」や「ERC721A」の開発者であるvectorized(@optimizoor)氏を中心にしたチームによって開発されたもので、現在でも同氏によってアップデートが行われ続けています。
今後もコードの最適化やガス代のさらなる効率化が行われていくでしょう。
「DN404」は現在「ERC-404」と同様に正式な監査や、イーサリアムのコミュニティによる承認はされておらず、実験的な段階です。
今後どちらがNFTとFTのハイブリッド規格として広く利用されていくかは注目すべきポイントですね!
元ポスト
以前私の投稿でも紹介したイーサリアムの新しいトークン規格「ERC-404」に関して、進展がありました。今回は、その進展について少しだけ詳しく見ていきましょう。
— Yasuo Tezuka @ cryptolier inc. (@yasuo_tezuka) February 21, 2024
前回の投稿をまだ読んでない方はぜひご覧ください。https://t.co/GJDMMcu5Kw
1/n🧵
この投稿は、私のX(https://twitter.com/yasuo_tezuka)で発信している内容のアーカイブです。これらの投稿はXのほうでnoteより早く公開されているので、気になる方はフォローしてみてください!