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『使い勝手のいい言葉たち』#3 ほとんど思春期のバルセロナ
スペイン・スーパーカップはバルセロナがレアル・マドリーとの決勝を制し、
チャビ監督が初タイトルを手にした。
その頃のスペインメディアが両チームを表現した言葉には
記者たちの個性が滲むものが多い。
いくつか拾ってみた。
当て嵌めることができるのであれば、これからの中継に使ってみたい。
チャビはこのような夜を必要としていた。
ガビは、ウイングとインサイドの2つの役割を担っている。
彼は、どこに移動してもマドリードを解体してしまう、歩く地震だ。
裏を返せば、遊び方も反骨精神も持ち合わせていなかった。
カゼミーロの不在はこうした深刻なケースで目立つ。
チュアメニがいなければもっと目立つだろう。
調子を崩している選手が何人かいて、
中には回復するかどうか疑わしい年齢の選手もいる。
スーパーカップはシベレス(広場)で祝福されるようなトロフィーではない。
ほとんど思春期のバルセロナ
バルサは、ごまかしや表計算ソフトを基にした説明ではないレバーを探していた。
Gavi効果。
風景の描き方に危険がある。
ガビは、相手に水を与えない。
日本の中継はまだまだたくさんの言葉を必要としている。
頑張って集めよう。