伴奏で性格を表す—ピアノを使って(4)
伴奏で性格を表す—ピアノを使って(5)
伴奏で性格を表す—ピアノを使って(6)
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どんな上昇か?
倦怠、疲れ、力、努力、忍耐、シジフォス...
スケッチをしながら大体の予測をする。前半の上昇(ヒルクライムのように頑張って登る)と後半の下降(転がり落ちる)とは別々の曲になる可能性もある。2曲で一組といったように。
前半は朗読やラップのようなものにする。歌う部分を少し入れてピアノと関連付ける。言葉をたくさん書かなければいけない。ラップと言っても、たとえばAbd Al Malikのように朗読に近いものもある;
最初に帰ってリズムと心拍のアイデアを発展させる。言葉のリズムをより具体的に考える。
言葉のブレインストーミング
言葉の材料を集めなければいけない。まずは脈絡もないままに「自動筆記」する。こういうのは時間をかけずに一気にやる。
どうやら自転車についての曲になるようだ。でも「人々」とか「群衆」とかは?
Personal is political.
音のスケッチに戻る
先に書いたものを聴きなおして、今書いた言葉と「響き合う」かどうか聴いてみる。音書いたときは自転車よりシジフォスのことが頭にあったので、それほど響き合う感じではない。
シジフォスが罰を受けたわけ、それからカミュ(Camus)は
Wikipediaでちょっと調べてみる。シジフォスはある見方をすれば賢く、またある見方をすればずるい王だった。神を欺いたことで罰を受けた。カミュのエッセイは、永遠の徒労を繰り返すシジフォスは実は幸せなのでは?という見方を提案するものらしい。辿り着けなくても高みを目指す行為そのものがシジフォスの心を充実させるのだから、というもの。ちゃんと読んでみるか。
当分このテーマでまだ続ける。とくに締め切りがある仕事ではないので、がちゃがちゃがちゃと登っては落ち、を楽しんでもいいだろう。