現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_マーケティングと統計学
マーケティングには統計が必須です
私は過去の仕事で必要上、かなり深く統計学を学びました。
データベースマーケティングが主な仕事でしたが、医薬臨床データの統計解析の仕事も別メニューとしていました。
そのために、統計学を学ぶ必要があったのです。
これが、今になってみると、マーケティングをする上で、とても有効なツールになっています。
といいますか、必須ではないかと私は考えています。
通販会社だと、各種のデータから数値を抽出して、CPA(Cost Per Acquisition)やLTV(Life Time Value )などを、常に計算し把握しているのです。
これは単純な計算で、「広告費を獲得顧客数で割る」とか、「売り上げ合計額を顧客数で割る」とかの単純計算でしかありません。
統計で使われるような、統計解析まではしていません。
統計解析で将来の予測をする
統計解析では、あるサンプルのデータから、母集全体の傾向を把握したり、今後の予測をしたりします。
ということは、現状のデータがそろっていれば、学術的な予測ができるということです。
例えば、現状の顧客データや購買履歴データを抽出し、ある施策をした場合、どのような結果になるのか?ということがあらかじめ予測できるということです。
単なる、割り算、かけ算ではなく、統計手法に基づく解析を行うことで、様々な状況が把握でき、かつ、未来もある程度、予測できます。
マーケティングとはある意味、統計学なのです。
と私はそう思っています。
有意差検定で広告を出稿
例えば、広告のABテストです。
2種類の広告を出稿して、どちらの広告が優秀なのかを判断します。
そして、優秀な方(つまりCPAの高い方)を本広告として採用します。
多くの場合、CPAの数値だけで判断します。
しかし、本来は有意差検定してしないと、CPAの高い広告が、たまたまの偶然に高かっただけなのか、必然だったのか?
を検定結果に基づき、統計学の裏付けを持って判断できます。
これ以外にも、色々な場面で活用できます。
そして、これらをまとめた、統計学マーケティングという書籍も出版しました。
こちらは、中小企業のCRMである関係性マーケティングの実態も紹介しています。
ちなみに上部の写真は、昨日の私のお昼ご飯です。
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