価格戦略を考えましょう_関係性マーケティングに関する話題
どのような価格に設定するのか?
商品やサービスを開発する場合、価格はどうするのか、ラインナップはどうするのか?
について解説します。
私はある商品をネット通販で販売しようと考えました。
それで価格はどうするかを検討しました。
価格帯をいろいろ変えて、テスト販売するとことが常套手段ですが、時間がないので別の方法をしました。
それは、他社の同等商品の価格との比較です。
おそらく、市場シェアの一番の商品の価格を確認し、その価格と同額か、少しだけ低い価格に設定しました。
内的参照価格とは?
つまり、その商品の顧客や、見込み客は、「この商品はこれぐらいの価格である」という認知をされているからです。
(内的参照価格と言われています)
「少し低い価格」というのは、同じ品質なら、割安に感じる価格となり、比較した場合、購入決定要因になりうる価格なのです。
また、注意すべきは、「少しだけ安価」であり「すごく安価」ではない点です。
価格差がありすぎると、品質に問題があるのでは?
など、商品に信頼性を感じなくなるからです。
少しだけ安い価格にした結果
「少しだけ安価」した結果、そのプライス戦略は成功したようで、予測したよりも、多くの売上を獲得できました。
(最終的に2千万円近くの売上を達成しました)
そして、次に商品ラインナップをどうするか?です。
多く場合、商品の付加価値など少し変えて、いくつかのパターンの商品ラインを設定します。
つまり、松竹梅のパターンですね。
3つの価格帯の商品を用意します。
普及価格、中間価格、高級価格の3つに分けます。
一般的に最も選ばれるのが、中間価格の商品です。
これは、プライス・ライニング戦略と言われています。
3種類の価格の商品ラインナップを設定することで、顧客単価を上げるという効果もあります。
商品やサービスを設定する場合、これらを考慮することで、売上増に繋がります。
そして、忘れていけないのは、購買された後の顧客フォローです。
それは、リピートにつながり、次の商品(バックエンド)の購買に繋がります。
そして、最終的にロイヤルカスタマー獲得となるのです。
関係性マーケティングだからこそ得られるメリット
ちなみに、私がネット通販で販売していた商品は、現在は販売しておりません。
なぜなら、商品のライフサイクルが終盤に差し掛かっていたから。
そして、ネット周辺の環境が変わった(SNSなどの影響)ため、マーケットのトレンドの変化の影響のためです。
つまり、現状では十分な利益を獲得できないからです。
しかし、既存顧客のデータは蓄積されていますので、別のサービスで継続したビジネスをすることは可能です。
これも関係性マーケティングを導入しているからこそのメリットです。
奈良市に用があり、JR奈良駅まで行きました。
写真の建物は以前、奈良駅の駅舎でしたが、現在は観光案内所になっています。
(自己紹介)
CRMを中小企業にも無理なく、導入、運用でき、かつ効果的な「関係性マーケティングDX」のコンサルティングをしています。
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