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効果的な顧客分析とは?_関係性マーケティングについて
RFM分析とは?
今回はデータベースマーケティングの基本とも言える「RFM分析」について解説します。
RFM分析とは、大勢いる既存顧客の中から、どの顧客から顧客フォローを優先的に行うのかを把握するための分析方法です。
Rは「Recency」で直近購入日。
Fは「Frequency」でリピート回数。
Mは「Monetary」で合計購買金額です。
つまり、最近買ってくれた人は、リピートしやすい。
リピート回数の多い人ほど、またリピートしやすい。
購買金額が高い人ほど、またリピートしやすい。
という考えに基づき、これまでの購買履歴データを分析し、この3つの指標の組み合わせで、ポイントが高いもの順に並べていきます。
そして、この3つの指標の上位にくるのが、ロイヤルカスタマーということになり、ロイヤルカスタマーから積極的にフォローすることにより、売上も利益も増えるということになります。
RFM分析の活用方法
例えば、一週間以内に購買された顧客で
かつ、リピート回数が3回以上、
かつ、これまでの購買金額が10万円以上の顧客はロイヤルカスタマーになります。
これは、販売している商品やサービスによって、購入頻度、購入日、購入金額は変わってきます。
そして、下位にいくほど、リピートする可能性は低くなるので、そこにマーケティング費用を注ぎ込むと赤字になるわけです。
例えば、ニュースレターを既存顧客全員の1万人に送ると、郵送費や印刷費など諸々の費用が140万円かかるとします。
しかし、RFM分析で上位20%だけに送るとします。
そうすると、28万円のコストですみます。
(単純計算です)
そして、その結果、リピートが生まれ50万円の利益が得られたとします。
そして、上位20%を除いた分から、さらに上位20%の顧客(つまり、全体の上位21%から49%の顧客)にニュースレターを発送します。
28万円のコストで30万円の利益が出ました。
そして、ここでニュースレターの発送はストップします。
なぜなら、これ以上の下位顧客に発送すると、コストの方が上回る可能性があるからです。
このように、RFM分析を活用したマーケティングを行うのです。
切り捨てていい顧客はいない
しかし、下位の顧客はどうせ買わないから切り捨てろということなのか?
という疑問があります。
そこは、費用がほとんどかからない、ネットで接触します。
例えば、メルマガなどですね。
メルマガやステップメールは、相手から配信拒否がない限り送り続けます。
いつしか、休眠していた顧客が復活することも可能性としてはあるからです。
例えば、以前は景気が悪く収入が減ってきたので、購入意欲も無くなったが、今は仕事も増え、余裕ができた分、購入意欲も増してきたという方もいるでしょう。
しかし、気をつけて欲しいことがあります。
それは、購入しないからと言って、メルマガ配信を辞めてしまうことです。
辞めてしまえば、購入可能性はゼロになりますから。
学園祭に行き、オムライスをいただきました。
学生仕様なので、おじさんの私にはボリューミーでした。
(自己紹介)
CRMを中小企業にも無理なく、導入、運用でき、かつ効果的な「関係性マーケティングDX」のコンサルティングをしています。
*関係性マーケティングDXスタートプラン始めました。
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顧客データベースがない、もしくはマーケティングのためのデータが構築されていない場合でも、弊社でマーケティングデータベースを構築します。しかも、費用負担ゼロです。
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