現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_統計学マーケティング
マーケティングに簡単な統計学を用いることで精度が高まります。
昨年の私の拙著「行列顧客ができる、利益を生み出す、統計学マーケティング」
では、マーケティングに簡単な統計手法を用いることで、飛躍的にマーケティングが進化しますよ。と言った内容を盛り込みました。
まだ、書籍を購入されていない方にも、少し、その内容をお知らせします。
例えば、前回にお知らせした平均値、中央値、最頻値の使い方や有意差検定を使った広告戦略についてお知らせしています。
有意差検定は、例えば広告Aと広告Bがどちらが優れた広告か?
ということを統計学的な裏付けを持って判断する際に使います。
有意差とは、読んで字のごとく、「意味が有る差」ということですね。
広告Aをテストした際のコンバージョン率と広告Bをテストした際のコンバージョン率を比較します。
通常の場合ですと、コンバージョン率の高い方の広告を採用して本広告として集客をスタートさせます。
しかし、そのコンバージョン率の差は、たまたまなのか、
それとも、必然なのか?の意味のある差をはかるのが有意差検定なのです。
有意差検定をせずに単にコンバージョン率の高い方の広告を採用してしまった場合、もしかしたら、たまたまコンバージョン率が良かっただけで、他方の広告の方が優れていたということもあります。
そうなると、実際はもっと集客できていたはずなのに、コストパフォーマンスが下がってしまうのです。
しかし、そもそも有意差検定を知らずに広告を決定したのだから、その事実を知らずに「まあ、こんなもんだろう」ということで結果を捉えることになるのでしょう。
(広告のABテストだけでなく、2つのDMのテストでも使えますね。)
私が危惧したのは、広告代理店など広告の専門家でも単にコンバージョン率の高低だけで広告の優劣を判断をしているからです。
これって、かなり危険なことだと思います。
私はマーケティングの仕事をする前に、医学臨床統計の仕事をしていました。
医学臨床のデータを統計手法を使って有効性や安全性を出力します。
その結果を厚生労働省に報告するのです。
このような仕事をしてきた経緯からマーケティングにも統計学は必要であると、当初から確信していました。
なので、今回の書籍を描くきっかけになったのです。
ちょっと難しい内容かと思われますが、本当に簡単な手法だけですので、気になった方は、本書をお読みください。
また、中小企業のためのCRMの内容もかなり詳しく書いています。
今現在でも、通販の会社のマーケティングの全てを運用している経験から生み出したCRMですので、生きたマーケティングと言えるでしょう。
(今回は宣伝になってしまいました。申し訳ありません。次の記事にご期待ください。)
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