現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_売上げを増やす近道
売上を増やすには3つの方法しかありません。
売上げを増やすためには、顧客数を増やすか、客単価を増やすか、リピートを増やすかの3つの方法があります。
顧客数を増やすことが、これまでの定番であり、鉄則でもあったのです。
しかし、現状において、この3つの方法では、顧客数を増やすのは最も難しい方法になっています。
ちなみに「現状において」とは言っていますが、顧客数を増やすことは常に一番、難しいのです。
なのに、どうして、顧客数を増やすことを、1番最初に取り組むのでしょうか?
それは、顧客数がある程度の数がないと、客単価を増やしても、リピートを増やしても、それほど、大きな売上げにならないからです。
売上は掛け算です
ビジネスは掛け算ですから、その母数が小さいとかけ算をしても出て来る答えの数も小さいということになります。
というより、「とにかく客を増やす」というのがシンプルで分かりやすいからでしょう。
私の考えでは、先ずはリピートを増やす仕組みを考え、構築することです。
このような指導をしていると、回り道をしているように思われ、嫌がられます。
「そんなことをしている暇があれば、とにかくお客様を増やしたいです」
ということを言われてしまいます。
しかし考えてください。
いくら顧客を増やしてもバケツに穴が空いていたら
いくらお客様を増やしても、その顧客を育てリピートしていただく仕組みがなければ、バケツに穴があいているのと同じことです。
顧客をいくら集客しても、どんどん底から抜けていきます。
一度の大量の顧客を集客できれば、少しぐらい穴があいていても、それほど気にならないでしょう。
しかし、先ほども言ったように、現状においては、一度に大量の顧客を集めることは、ほぼ不可能です。
できるとしても、莫大な資金が必要です。
さらに、多くの会社では、バケツの穴は以前より大きくなっていることでしょう。
なぜならば、顧客の志向の多様化や、競合他社や代替品などの競合商品が多くある中、顧客の選択肢は無限に近いほど広がっているからです。
大量の顧客の集客は無理。
そして、バケツの穴はさらに広がる。
このような状況では、まず穴を塞ぐ、もしくは、小さくすることが先決です。
そうしないと、苦労して顧客を集客しても、離脱しては、その苦労が全く、報われないからです。
ですので、集客する前に、バケツの穴を何とかしてから集客するという方が合理的であり、結果的に売上げを増やす近道でもあるのです。
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