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現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_驕れる者久しからず

「驕れる者久しからず」

ご存知、平家物語の冒頭部分の一節です。
最近、この言葉が何度も私の頭の中を駆け巡っています。

「思い上がった者は、いつかは必ず身を滅ぼすときがくる」
という意味です。
これこそが、関係性マーケティングの本質を示す言葉だと思っています。

新規顧客の集客が順調な時


最近もこのような話しがありました。

「仕入れが安い良い商品があり、よくできた広告をうつと、どんどん集客ができました。」

 さらに・・・
「広告費もすぐに回収でき、さらに1回の広告でも利益が出ました。
 だから、広告を出せば出すほど、利益が増えるのです。
 この方法で短期間に会社を大きくなったのです。」

 しかし・・・
「類似商品、ライバルも増えてきて、それに伴い反応率も下がってきました。
 さらに、広告を打ち過ぎたこともあり、集客が難しくなってきました。」

 つまり・・・
 新規顧客を集客するだけで利益が増え続けてきたが、それがどんどん
   エスカレートした結果、すべての畑の作物を刈り取ってしまい、
 畑には何も残っていない状態ですね。

本来は畑の作物を収穫したら、次の収穫物を育てていかないといけません。

育てることをせずに、乱獲につぐ乱獲をした結果は・・・
想像ができますね。

順調な時こそ、顧客フォローを


 そして、話しの続きです。
「新規顧客は集客が難しくなってきたので、リピートを増やすために、
 顧客フォローに力を入れ始めたのですが・・・」

時すでに遅し・・です。


もう、大半の顧客はすでに去ってしまっていたのです。
時間は取り戻すことができません。

顧客フォローはタイミングが最も重要です。
フォローの内容も重要ですが、それより重要なことは、
タイミングなのです。

そのタイミングを逃してしまったら、チャンスはほぼありません。
そして、私はこう言います。
「どうして、集客が順調な時に顧客フォローをしなかったのですか?
 そうしていたら、こんな事態になっていないでしょう。」

 そして・・・
「集客ができて、利益が十分にあった時は、そのようなことは
 考えもしなかった・・・これで順調に伸ばしてきたので、これからも
 きっとうまくいくと考えていました。」

つまり、「驕れる者久しからず」です。

今、順調でも必ずいつか落ちる時がきます。
そのことを肝に命じて、驕ることなく、着実に地道にフォロー
しましょう。

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