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【会社の将来に不安がある場合】関係性マーケティングの話

あるセミナーの懇親会で、アパレルの企画販売している経営者と知り合いました。

その後、彼からはコンサルの依頼があり、早速、ヒアリングをしてきました。

会社は少人数ですが、その割には売上それなりにあり、経営は順調のようです。

リスク分散をしたい


ではなぜ、コンサルの依頼をされたのか?ですが、
売り先が1社に集中しているので、リスク分散したいとのことでした。

その取引先の会社はいくつかの店舗を持っています。
そちらへの売上は全体の約70%だそうです。

そこの売上次第で会社はどちらにも傾く。
将来に不安を抱えたままではいけない。
今のうちになんとか手を打つ必要がある
とのことでした。

そこで、自社のネットショップを開いて、多くの販売先を開拓したいとのこと。

私にネットショップ立ち上げから、マーケティング、顧客管理を手伝って欲しいとのことでした。

B to Cのネット販売をする


早速、私はいくつかのアイデアを提案し、話はとんとん拍子で進んでいきました。

商品の紹介ページはどうするのか?
写真の撮影についてどうすれば良いのか?

ネットショップの構成や顧客管理のためのデータベースの構築、そして、CRMの管理や運営、メルマガやDMの計画などなどです。

依頼元の彼も積極的なので、どんどん、決まっていく感じでした。

ようやくベースが決まってきたところで、本格的に契約して始めようとしたところ、急に待ったがかかったのです。

どうしたのだろう?
私は不思議に思い、彼に事情を聞きました。

突然の計画の中止が・・・


彼は申し訳なさそうに、こう言ったのです。

「一番の取引先に、ネットショップのことを話したのです。そうすると、取引先の社長は怒って、ネット販売するならもう取引はしない、と言われました。」

彼はがっかりした様子でしたが、私もがっかりしました。

一応、これまでの費用はいただきましたが、これで終了となりました。

彼はこれからも不安を抱えながら経営していくことでしょう。

私は、この件で思い出したことがありました。

ヤマト運輸の生みの親である小倉昌男さんの「経営学」という書籍です。

かなり昔に読んだので少し記憶が間違っているかも分かりませんが紹介しますと。

ヤマト運輸は過去には、商業運輸を中心に行なっていました。
最大の取引は三越でした。

そこからのお中元、お歳暮なんかの配達が中心でした。
大手の取引先の機嫌を損なわないよう、盆暮の付け届などで利益も圧迫されていたようです。

それに危機感を覚え、未知の領域である宅急便に舵を切ったのです。

かなり厳しい判断でしたが、結果的に功を奏して、現在のヤマト運輸があります。

今後の経営をどうしたのか?


今回のケースも厳しい判断ですが、今後、将来にわたる会社の経営をそうするか?また、どうしたいか?
不安のまま、1社の言うなりで良いのか?

その方が安泰という考えもありますが、それが自身が目指した経営なのか?

これらを様々と考え抜いた結果が今回の結果になったのならそれはそれで仕方ないとは思います。

しかし、彼らの将来は本当にこれで良かったのでしょうか?
私は今でも、このことを時々、思い出します。

もっと、色々なアドバイスができたのではないかと、反省をしております。


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