
現役マーケティングコンサルタントのつぶやき_小さい会社のマーケティング
マーケティング理論はあるが、実際にやってみないとわからない。
今から、30年前、サラリーマンだった私はマーケティングを学びたく、会社終わりにビジネススクールに通っていました。
そこで、最初に学んだのはマーケティングの4P、そしてマーケティングミックスでした。
これを読んでいる皆様はすでにご存知と思いますが、簡単に解説します。
4Pとは、
・プロダクト(商品・サービス)
・プライス(価格)
・プレイス(流通)
・プロモーション(広告宣伝)
の4つの頭文字の「P」をとって4Pと言います。
この4Pを組み合わせてマーケティング戦略を組み立てる。
それがマーケティングミックスです。
私がビジネススクールで学んだのは、このマーケティングミックスを使って、いくつかのマーケティング施策の事例を考えることでした。
例えば、私がペプシのマーケティング担当だった場合、
トップシェアのコカコーラとどう戦うべきなのか?
などです。
それ以外に、SWOT分析、3C分析などなど
多くのマーケティング手法を学びました。
一緒に学んだ、生徒たちは武田薬品などの一流の大企業の方々でした。
マーケティング理論を現場で生かす
そこで、マーケティングの基礎を学んだことは、私にとって大きな成果でした。
しかし、実際に現場で役立つのか?というと少々疑問です。
例えば、小さな事業を営んでいる個人事業主にこれらのマーケティングの基礎を教えても、
「じゃー、実際、私の商売でどのようにすればいいのか?」
となるでしょう。
そして、大企業のマーケティング担当なら、資金、人材やモノなどリソースが豊富にあります。
なので、マーケティングの考えに沿って、マーケティング戦略を立て、実行することが容易でしょう。
小さいビジネスでのマーケティングは?
しかし、おじさんとおばさんの二人で営んでいる小さな会社や商店の場合はどうでしょう。
金なし、人なし、モノなし・・・
何をどうすればいいのかわかりません。
なので、何ができるのか?
しかし、そのような現場であっても、泥臭いことでも一つでも、捻り出し実行することで、少しずつ前に進むことができます。
例えば、手書きのチラシを来店した方に配る。
POPを工夫する。
会員登録をして、会員サービスをする。
それで、関係性マーケティングDXの基礎ができます。
そして、顧客フォローを考え、計画し実行する。
このように、できる事を少しずつ行うことで、できる事が増え、色々なマーケティング施策が行えるのです。
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