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胡瓜を植えて一週間

胡瓜を植えて一週間が経過した。定植日から3日ほど天気が優れず、そのためかどうかはわからないが、水をやらないと日中に未だ少し萎れる。遮光や少しの水やりで対応するのだが、この初期生育期というのは何年経っても、気を揉む。

植物に水は絶対必要。でも、強い樹に育てたいので、この初期生育期はできるだけ、少ない水で管理したい。そんな考えがあるので、その日その日見極めて、考えて、積み重ねる。上手くいかない日もあるけど、それはそれで、振り返り、考えて、また次の、最善だと考えられる策をうっていく。その繰り返しだ。

何年経っても同じ。天気も毎年違うし毎日変わるときもある。ただ、そんな繰り返しや積み重ねで、結果をだしたときは、素直に嬉しい。また成長してやろうと思える。こんな感じで、これからも胡瓜を栽培していくのだろう。

で、今の胡瓜。
この時期に定植した経験は少ない。それでも、作り上げなければならない。仕事なので……。

とはいえ、10年以上胡瓜を栽培してきたので、それなりに知識はある。水やり以外では、温度確保に気を使っている。成長を促すために、収穫期の胡瓜よりも日平均温度を高くすることに努めている。

施設栽培では、夜はボイラーを使い温度確保をする。単純に、夜に高い温度でボイラーを稼働させれば、温度は稼げる。しかし、それでは重油代がバカにならない。そのため、日中に日射を利用して、光合成適温を超えない範囲で温度を稼ぎ、日平均温度を確保している。日射量が増える2月だからできているのかもしれない。

今のところ、葉の色、成長点の状態はまずまずなんだが、また寒波がきた。ここ宮崎でも、珍しく雪が舞った。温度確保に気を使う。天気に左右される産業でもあるので、思い通りにいかないのは当たり前。それはそれで、また考えながら、見極めながらやっていこう。


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