2023年5月 U20W杯を終えたファンの勝手な感想③アタッカーのこと
アタッカー陣は前年にインパクトを残した北野や佐野航以外のメンバーの以外は正直選考を考え直してもよかったかもしれない。
前者は2種登録ながら前年にすい星のごとく現れリーグ・カップ戦で20試合以上、佐野もJ2ではあるが30試合近く出場した(サイズも176cmとあり、CHもこなせる)
現時点でこの世代の日本人ではダントツの存在といっても過言ではない。
永長は期待できるテクニシャンでアジアの予選でも力を見せていたが川崎で出番が多いわけではない。これは大会メンバーに残れなかった名古屋の甲田にもいえる。
熊取谷はサイズと特徴が北野とやや近いので最優先ではなかった為、アジア大会から外れてしまったのだと考えられる。人数の都合ではあるが試合の流れを変えるカードとして左右に2名ずつ用意し
たいのは明らかである。左利きの選手という意味では永長はカードとしては優良でもあるがややサイズが気になる。
Jで抜群の活躍ではないのでそれでいえば高卒新人にはなるが同じ川崎の名願の方が左利きではないが178cmとサイズもありでアクセントになる。FW陣が今大会はそこまで長身のものもいなかった事もあり(熊田の183cm)前線でキープ力とある程度のサイズ感を持つものは最低でも1名は欲しかった
A代表で三笘が存在感を大いに発揮している様子をみても名願でなくてもFC東京の俵積田(177cm)、荒井(174cm・左利き)、柏の山本桜(175cm・FW寄りだが)、筑波大の山崎太(178cm)、国士館の
高柳英(176cm・FW寄り)、桐蔭の根本鼓(04年・176cm)、松永(流経大・180cm)、磐田の古川(174cm)、大分の佐藤丈(176cm・左利き)、岡山の川谷(178cm・清水から)などが候補と言えたはずである
古川や俵積田は所属でもクラブは出番を得ており最後に食い込んでしかるべきだった。候補の中でも長崎の笠柳は大会直前の合宿にも呼ばれており、23年度の開幕から数試合先発出場もしていた為
面白い存在になったといえる。
個人的にはJ2やJ3だとしてもしっかりと出番を得ている彼らは特に優先されるべきだったと感じている。(トップカテのA代表は少し事情が変わってくるが)
条件的に左利きの選手が永長しか実質いなかったのも意見をせざる得なかった事情につながる。彼以外でアタッカーで左利きとなると東京Vから福井Uにレンタル中の阿野かロス世代にあたる橋本陸(168cm・リーグ戦は23年度は5月時点で出場なし)かガンバの中村仁かFC東京の荒井や筑波に進んだ廣井というぐらいでそうなると永長の招集は妥当だが大会のやりくりを考えると前年に10試合程度ではあるが出場経験がある中村仁(永長は23年にリーグ戦デビュー)を左利きのジョーカーとして、控えは屋敷にして守備面でカウントできない状況の為、このポジションの選手として呼び有事にSBをやらせるぐらいでもよかったかもしれない。他国にルーツのある欧州組としてポルトガルでプレーするデニス・パーキンソン(05年・171cm)も候補といえたかもしれない。
実際の選考メンバー
永長鷹虎 03年/168cm 川崎
佐野航大 03年/176cm 岡山
松村晃助 04年/170cm 法大
北野颯太 04年/172cm セレッソ
屋敷優成 03年/165cm 大分*SB枠として招集
仮想の変更後メンバー
佐野航大 03年/176cm 岡山
中村仁郎 03年/168cm ガンバ
笠柳翼 03年/175cm 長崎
俵積田 04年/177cm FC東京
北野颯太 04年/172cm セレッソ
考えられた他の候補
東廉 03年早・181cm・法政大
熊取谷 03年・164cm・明治大。
阿野真 03年・158cm・福井U*東京V
高柳英 03年・176cm・国士館
升掛 03年・175cm・柏
モハマド佐 04年・174cm・柏
安田虎 03年・173cm・栃木*FC東京
棚田 03年・173cm・広島
金子星 03年・172cm・青山学院
古川 03年・171cm・磐田
笠柳 03年・175cm・長崎
川谷 03年・178cm・岡山
甲田英 03年・168cm・名古屋(大会後に東京V)
山崎太 04年早・178cm・筑波大
名願 04年・178cm・川崎
高橋隆 04年・157cm・奈良クラブ*ガンバ
荒井悠 04年・174cm・FC東京
小池直 05年早・180cm・法政大
パーキンソン 05年・171cm・ファマリカン
五十嵐 03年・172cm・山口*川崎