2023年アジアカップ予想②GK・CB編
こんにちはカタールW杯に希望を抱けないのでもっとちょっと先の未来の事を考えてみます。
前回の記事で予想した鬼木ジャパンの2023アジアカップメンバーを改めて
上記のメンバーで26人の2023年アジアカップメンバーを構成します。
フォーメションは433想定。レギュレーションが23名に戻った場合は*の選手を外す。
GK・シュミット、谷、大迫敬、
CB・冨安、板倉、伊藤洋、中山、角田*
SB・岩田、旗手、明本、常本*
DHCH・遠藤航、守田、田中碧、橘田、松木*
WG・三笘、久保健、堂安、鎌田、奥川、伊東
CF・南野、上田絢*、古橋、
と予想しました。ではその理由を説明します。
GKは92年生まれの為、条件の一つであるロンドン世代以上という条件にひっかかります。しかし19-20年からベルギーに移籍し、そこで4シーズンもレギュラーをとっているのは評価されるべきですし、欧州サッカーでの定石となっているGKからのビルドアップするサッカーへの適応という条件を満たせます。GKは他のポジションとちがい30代に入ってからキャリアハイのパフォーマンスを出すこともありますから年齢は問題にならないでしょう。鬼木さんとは川崎で重なる期間はありませんでしたが同クラブは最終ラインからのオーガナイズを重視してますから日本人GKで最もそこの能力の高いシュミットが呼ばれると予想しました。同様の理由でマリノスの高丘・96年、京都の上福元・89年、鹿島の沖・99年などが彼のタイプに近いので候補と言えそうですが、上福元は30代、沖は今季控えに甘んじています。シュミットと競うには高丘では役不足と考えました。タイプはシュートストップ型の中村航にも期待したいですがポルティモネンセ移籍後は完全に出番を減らしておりカタールも絶望的ですのでまずは状況が改善しないとと思い外しました。また東京世代以下を2名入れたのも26年までの伸びしろを考慮するとリオ世代の中村や高丘よりも国際大会で優先すべきかと考えています。
カタール後の代表GK争い予想
◎シュミット ビルド型・92年・197cm・シント
〇大迫敬 ストップ型・99年・185cm・広島
〇谷晃生 ストップ型・00年・190cm・湘南(ガンバ)
△中村 ストップ型・95年・185cm・ポルティモネンセ
△高丘 ビルド型・96年・181cm・マリノス
△権田 ストップ型・89年・187cm・清水
△沖 ビルド型・99年・184cm・鹿島
△村上昌 ストップ型・92年・185cm・福岡
△前川 ストップ型・94年・191cm・神戸
△佐々木雅 ビルド型・02年・185cm・柏
過去呼ばれた選手・川島、東口、西川、林彰洋、六反、
国内で可能性ある選手・牲川、守田、上福元、高木、三浦、
東京世代*小島、若原、藤田和、山口瑠、波多野、オビパウエル、中野小、大内、梅田、
パリ世代:小久保レオ、鈴木彩、長田澪、野沢ブランドン、山田大、ヒルカイレン、小畑、
帰化候補
・Sブローダーセン・97年・188cm・21年横浜Fー
・ストイシッチ・97年・202cm・21年仙台ー
・アウレリオ・95年・188cm・22年徳島ー
カタール後の代表CB争い予想
引退候補(少なくとも代表は)
主な北京ーロンドン世代は外れていくと思います。
・吉田、槙野、森重、塩谷、佐々木翔、谷口、昌子、車屋
この中には欧州組のDFパイオニアで10年以上向こうで活躍した吉田やその吉田とロシアで名コンビをみせた昌子がいるのですが東京世代の選手を中心に欧州組が多く育っています。国内に目を向けても続々と欧州挑戦を期待される選手もいますが世界の強力なアタッカー達と常にリーグ戦で戦っている彼らが優先となるべきです。
冨安に至ってはアーセナルという欧州CLの決勝トーナメントが当たり前のように求められるクラブにいますから、ケガが多くなってしまっているのも加味すると一旦招集しないという選択もあり得なくないです。板倉、伊藤洋がブンデスで、中山がプレミア2部でプレーしているのでそこが軸となってもアジアレベルでなら不安はないでしょう。
欧州組としてはフランスの植田(リオ世代)、スイスの瀬古、ハーフナー(リオ世代)、ベルギーの町田、渡辺も控えておりそれらの選手だけで4,5名の枠を構成できるはずです。また国内の選手にも中谷、三浦、畠中、荒木、進藤、立田、大南、田中駿、西尾らが森保体制で呼ばれていますが引き続き呼ばれる可能性はあるも上記の欧州組がそれぞれの所属先でスタメンを掴んでいる状況を最優先しこの構成としました。中山や伊藤洋がSB枠としてみることもできますのでそうなった場合はスイスの瀬古か名古屋の中谷、マリノスの畠中が次点となりそうです。マリノスの角田もサイズこそ185cm以上ないですが左利きでビルドアップに関与できSBもこなすのは興味深く、現代の可変サッカーへの適性は高いと感じます。
森保体制では純粋な高さや強さが重要視されましたので植田、荒木、立田らが呼ばれてきましたが鬼木体制やDFに攻撃のデザインを求める監督になるのなら再考して欲しいとも思います。予測や連携で不必要なフィジカルバトルは避けられた方が良いからです。バトルに負けたらどうするのかという意見もありますが、支配運びが強豪国相手にもコントロールできれば余計な疲労もたまらない為、強豪のエース格と重要な局面で対峙しても勝負できると予想します。欧州組の町田や神戸の菊池などの巨人タイプの招集を希望する声も多いですが同様な理由で優先すべきではないと考えています。彼らがもし4大リーグで冨安級の活躍をしているなら別ですが。。。
カタール後の予想
☆・冨安・98年・188cm・アーセナル
◎・板倉・97年・186cm・ボルシア
〇・伊藤洋・99年・188cm・シュツットガルト
〇・中山・97年・183cm・ハダースフィールド
〇・瀬古・00年・185cm・グラスホッパー
〇・中谷・96年・183cm・名古屋
〇・植田・94年・186cm・ニーム
△・三浦・95年・185cm・ガンバ
△・畠中・95年・184cm・マリノス
△・角田・99年・183cm・マリノス
△・ニッキ・95年・198cm・トゥーン
△・町田・97年・190cm・サンジロワーズ
△・渡辺剛・97年・186cm・コルトレイク
*・立田・98年・191cm・清水
*・荒木・96年・185cm・広島
*・菊地流・96年・188cm・神戸
*・志村・93年・178cm・スボティツァ(セルビア)
:・西尾・01年・180cm・セレッソ
:・Cアンリ・04年・187cm・シュツットガルトセカンド
帰・エドゥアルド・93年・184cm・13年鳥取ー22年マリノス
帰・ジェジエウ・94年・186cm・19年川崎ー
22年度まで招集歴あり・進藤・大南・田中駿、
リオ世代のその他候補・奈良、福岡、田代雅、木本、上島、高橋佑、岩波、犬飼、知念、藤井陽、宮、岡村、坂、山本義
東京世代の候補・関川、山川、小林友、アピアタウィア、江川、ンドカボニ、石尾、庄司、孫、西村、イヨハ、中川、
パリ世代以下の候補(22年時点で内定外の学生は除く)
・田中隼、木村、山崎、堅物、藤原、三国K、麻田、馬場、佐古、鈴木海、井出、稲葉楽、波本、大森理
帰化期待のその他候補・
ブエノ・95年・182cm・鹿島・高2来日ー14年清水‐20/21ブラジルー21年鹿島ー
メンデス・95年・190cm・15年金沢ー20年フリー22年京都
ガブリエル・95年・181cm・横浜FC21年ー
グティエレス・91年・192cm・20年福岡ー22年栃木ー
個人的には帰化の選手もフィジカルバトルになった時に日本人にはない身体的特異性を発揮できますから期待したいのですが上記にあげた選手たちもその意志は示していません。現段階では確実に帰化の要件を満たせそうな2選手を候補としました。ですが一昔前と違って欧州でしっかりと研鑽を積んでいる選手が10名前後いる以上無理をする必要もないのが事実でしょう。今回の記事ではGKとCBについて候補をあげて考察しましたがカタール前のこの時点で吉田麻也に頼らないでいい状況となっているのです。大学生、高校生にもすでに185cm越えのいわゆるCBらしい選手がごまんといますから2023年-2026年の間に勢力図が変わってもおかしくはないのです。