パリ世代本格始動の話1
少しA代表から外れて五輪世代の話を。
まずはこの世代の対海外としては初となるドバイカップのメンバー。
GK 小久保 玲央ブライアン ベンフィカ 2001/1/23 190/78 千葉
GK 鈴木 彩艶 浦和レッズ 2002/8/21 190/91 アメリカ
GK 佐々木 雅士 柏レイソル 2002/5/1 185/79 千葉
DF 西尾 隆矢 セレッソ大阪 2001/5/16 180/77 大阪
DF 馬場 晴也 東京ヴェルディ 2001/10/24 181/76 千葉
DF 半田 陸 モンテディオ山形 2002/1/1 176/63 山形
DF 加藤 聖 V・ファーレン長崎 2001/9/16 171/64 兵庫
DF 木村 誠二 モンテディオ山形 2001/8/24 186/80 千葉
DF 成瀬 竣平 名古屋グランパス 2001/1/17 166/66 愛知
DF 内野 貴史 フォルトゥナ デュッセルドルフ 2001/3/7 177/64 千葉
DF 鈴木 海音 栃木SC 2002/8/25 182/72 静岡
DF チェイス アンリ 尚志高等学校 2004/3/24 183/75 神奈川
MF 田中 聡 湘南ベルマーレ 2002/8/13 173/70 長野
MF 藤田 譲瑠チマ 横浜F・マリノス 2002/2/16 174/74 東京
MF 山本 理仁 東京ヴェルディ 2001/12/12 176/65 神奈川
MF 斉藤 光毅 ロンメルSK 2001/8/10 170/61 東京
MF 松木 玖生 FC東京 2003/4/30 180/76 北海道
MF 川崎 颯太 京都サンガF.C. 2001/7/30 172/68 山梨
MF 甲田 英將 名古屋グランパス 2003/10/2 167/61 三重
MF 松村 優太 鹿島アントラーズ 2001/4/13 173/63 大阪
FW 荒木 遼太郎 鹿島アントラーズ 2002/1/29 170/60 熊本
FW 鈴木 唯人 清水エスパルス 2001/10/25 175/70 神奈川
FW 細谷 真大 柏レイソル 2001/9/7 177/69 茨城
FW 小田 裕太郎 ヴィッセル神戸 2001/8/12 181/70 兵庫
FW 藤尾 翔太 徳島ヴォルティス 2001/5/2 180/67 大阪
予想スタメンは
GK 小久保
CB 西尾、馬場or木村誠
SB 成瀬or半田、加藤聖
DH 田中聡、藤田ジョエル
OH 荒木
WG 鈴木唯、斉藤光
CF 細谷or藤尾
交代カードに小田、松村、甲田のようなイメージでしょうか。
GKから話します。
既にJで活躍するGKも複数いる過去にはいない状況で候補もたくさんいますがGK発掘育成の実力は欧州のクラブでも相当のベンフィカに在籍する小久保が1stといえるのは異論がありません。このまま成長活躍していけばセカンドチームからのトップチーム守護神もありえますし、そうなればA代表の守護神すらありえます。東京五輪にも参加した鈴木彩ですが浦和で1stになっているわけでもないので現時点では小久保がこの世代のエースGKといえると思います。国内最強のGK育成クラブ柏の佐々木も21年度はリーグ戦デビューしましたが鈴木彩と同様にまずはクラブでの立場を確保するのが最低限必要です。
*その他主な候補(基本現時点でプロデビュー済みの選手を併記)
野沢B (いわて(FC東京)・02・193)
藤田和 (栃木(新潟)01早・186)
山田大 (鹿島・02早・190)
小畑 (仙台・01・183)
長田澪 (ブレーメンU19・04・190)
03年生まれの選手も高校からプロ入り、大学進学と進路は多様になっており04年生まれも含め、24年大会までに現時点では名前の出てこない選手がでてくることでしょうから今回選ばれた3名や上記の5名以外も台頭すると予想します。
CBは昨年度セレッソでケガ人が続出し、手薄な状況で抜擢され瀬古とともに守備を支えた西尾を1stチョイスとするのは異論はないです。A代表の合宿にも年末には呼ばれましたのでこのまま世代を牽引していく期待をしたいです。東京Vの馬場、栃木(FC東京)の木村をそのパートナーとしました。どちらも今期は開幕からJ2でスタメンをはっていますから甲乙つけがたいところです。敢えて差をつけるとすれば馬場は世代別でスタメンを確保し続けてきましたし、高校生の頃にデビューし今年は3年目で経験があります。木村も相模原で昨年活躍しましたが前半の京都では低調でした。磐田からレンタル移籍した栃木の鈴木海も開幕から3バックの一角として活躍しているわけですから3者は3様で馬場がややリードしているかなという印象です。高卒のビッグタレントのチェイスアンリですが現時点では新所属先も発表されてませんし、前述の4名と比べるとアマチュアでの経験になりますからポテンシャルは高いですが5番手といえるでしょう。
*この世代の現時点での主なその他候補
山崎大(順大→広島01・183)
東廉(FC東京・04・189)
藤原(相模原(浦和)02・180)
佐古(東京V・02・193)
大森理(琉球(FC東京)02・183)
j1、j2での出場経験がある程度あるものを中心に呼んだ事もあって抜擢もなかったですし、かなり無難な選考となりました。旬な選手を呼ぶというのは重要なことですがA代表ではありませんし、今回出場する大会は五輪の出場権を争う様なないのでもっと高校生や大学生、プロでの期待はしたいけど出番がまだないような選手を連れていってもよかったように思います。例えば大学生には駒大の松本ケンチ、鷹啄トラビスがj3の鳥取には石田侑なども気呼んでも良かったのではないでしょうか。大岩氏の選考は今回初めて目の当たりにしたのでわからない面だらけで推測ですが森保監督に不満があるので二の舞にならないよう祈りたいです。
SBです。
右はすでに名古屋で主力として20試合以上出場を2年続けていますし、ACLなども出ていますから経験値では群を抜いています。ただ世代別でリーダー格で守備にも強さをみせる存在だった半田も21年度はほとんどの試合でスタメンを獲得し、今期も安定した出番を得ており攻撃面のレベルアップもしています。好みもあるとはおもいますが使い分けできればとても戦術のはばが広がりそうです。左は長崎で着実に21年度成長をみせた加藤と直前にブンデスでカップ戦デビューをはたした内野の争いとなるでしょう。ただ内野は主な場所はセカンドチームでブンデスでコロナ禍中で出番を得ただけとみる事もでき、加藤はプレースキッカーでもある為、今の時点では加藤が有力な状況です。大岩氏が森保氏のように選考で非難をされないように動いたという見方もできなくはないでしょう。
主なその他候補
大畑 浦和・01・168
中野伸 鳥栖・03・173
中村拓 横浜FC・01・179
高安 金沢・01・176
畑 湘南・02早・175
バングナ FC東京・01・176
下川 讃岐・02早・164
すでに中野は上の世代でも招集、大畑もJ1でかなりの経験を積んでいます。
おそらく2選手は呼べなかったのでしょう。上記にあげてない選手でも数試合j1、j2でプレーした徳島の石田(名古屋から)や吉馴(セレッソ)、吉田晴(愛媛→高知)、福島(浦和→相模原)、池田航(マリノス)などやモヨマルコム(法政大)、長澤シバタ(関東学院)、望月ヘンリー(国士舘)、いわてのタビナスPなどのハーフの選手やオーストラリアでプレーする西川聡など変わり種のキャリアの者もおり。大岩氏がしっかりと世代別という意識を持って発掘と育成、結果を両立させて欲しい所ですが今回の選考ではそういった意識は余り感じませんでした。