非エンジニアだってAIキャラ作りたい!『AITuberを作ってみたらプロンプトエンジニアリングがよくわかった件』書評レビュー!!
こんにちは、yasunaです!
今回はAITuberエンジニアで著者のSaldraさんがご自身2冊目となるAITuber本の新刊を発売記念!ということで恐れながらレビューっぽいことを書かせていただこうと思います。表紙かわいいかよ!
ところでAITuberって何?
AITuberを知らない人のためにスーパー簡単に言うと、裏側がAIのVTuberって感じで、必要な要素はたくさんあるんですが、AIとプログラミングによって作るVTuberのようなものです。
AITuberを作るにはAIとプログラミングの知識が両方必要です。
ちなみに著者のSaldraさんはAITuberの紡ネンちゃんのエンジニアだったりします。もうすぐチャンネル登録10万人ってすごすぎる。ネンちゃんも裏側がAIのVTuberです。
本感想の前に、私の自己紹介的なことをどうしても言いたい
ってなわけで早速本を読んだ感想を書いていこうかと思うのですが、
前提、私はエンジニアではないIT関係の会社員なのですが、前回出版されたAITuber本も買っています。はい、こちらもかわいい。
昨年の11月に発売されたこちらの本、生成AIプログラミングって書いてあるのでめちゃくちゃPythonでプログラミングをやる本になっています。
私はどーーーーしても裏側がAIのVTuber、AITuberが作ってみたかったのでこの時点でPythonを全くやったことがなかったのですが、買って一人でやってみました。
が、普通に初見でPythonで作るのが無理で諦めました笑
でもでも、どーーーーしてもAITuberを作りたかったのでプログラミングの要素を必要としないChatGPTで原稿を作って合成音声でしゃべらせるという収録型の「解説系AITuber」ってのをやってみました。
↑これはプログラミングを使ってない解説系AITuber
そしてそして、私が再度、重い腰を上げてAITuber本を片手にPythonに向き合ってプログラミングを介したAITuberの配信を行うことができました!!!これは感動的でした!!
↑こっちはPythonでコメント拾って応答しライブ配信してるAITuber、前回の本のサンプルコードを使っています。
本題の2冊目はプロンプトエンジニアリングの本!
前回までのあらすじがお伝えできたところで、今回の本はじゃあ何ができるんだ?と思うかもしれません。
前回のAITuber本はプログラミングの説明にほぼ全ページを使っており、あまりAIキャラクターをどう作るのか?ということは網羅されていませんでした。
そこで、今回はAIキャラクターをプロンプトによってどう作るのか、ということをメインに置いてあります。もちろんこの本も技術書なのでPythonを使ったプログラムの実例もたくさん載っています。
AITuberの大きな要素として欠かせないのがAIによる文章生成です。この本では、ゼロから自分の好きなAIキャラクターを作ってプロンプトエンジニアリングによってそのキャラクターの日常を再現させることをひとつのゴールに置いています。
私は非エンジニアなので、プロンプトでAIキャラクターが作れるこっちの本を先に読みたかったんですけど!!!!!!!(激おこ)
って感じなのですが、無事発売してもらったのでこれ以上文句は言いません。ありがたく読んでAIキャラクターを作ります。
非エンジニアは最初はプログラミングの部分は読まなくてもいいかも
非エンジニアにとっては、せっかくAIキャラクター作りに興味を持ったのに、AITuberってやっぱりPythonが必要なの…という感じになっていると思います。私がそうでした。
めっちゃ個人の意見ですが、最初はプログラミングパートをすっ飛ばしてしまっても良いと思っています。
なぜなら、プログラミングの部分ってAIとアプリケーション(例えばXやブログ、YouTube)をプログラムで繋いでいるだけだからです。
最初は、AIキャラクターが自動でX投稿できなかったらプログラムじゃなくて人間が変わりに投稿してあげてもいいんじゃない?とまで思っています。
この本の一番大事なの部分は自分がどんなキャラクターを作りたくて、その子がどんな性格なのか、日常でどんなことをしているのか、そしてその日常の中でどんなことを思うのかを想像してプロンプトによって再現することです。
プロンプトの手法は本当に細かく紹介されていてちょっと難しいところもありますが、この本に沿って試行錯誤すれば理想のAIキャラクター作りができることは間違いありません!
こんなにも楽しくて魅力的なAIキャラクター作りを「プログラミングができないから」という一点で諦めてしまうのは非常にもったいない…!!!と私自身思っています。
ぜひAIキャラクター作りに興味があるけどプログラミングできねえ!って人もこの本で理想のキャラクターを作ってChatGPTやGemini,Claudeなどを使って対話してみてほしいと願っています。
そして、もっともっとやりたくなったときに私のようにプログラミングをちょっとだけ覚えたらいいと思います。