幽青Ambarvalia [歌詞]
幽青Ambarvalia
詞:Sagishi 曲:room
すすりなく困惑を肌にひめて
忘れかけた暗誦は
朧気な箱のほうへ静かに
顫えてあゆみ去る
斗螢を置かれた回遊風景
寝子も杓子も単純遊泳
永縁につづく無限の偶然
流転していく不変の趨勢
収斂していく未完の生命
めいめい誰かが笑っている
ほそくつむぎだされた
連綿と続いていく意思は
形のないはずの失意をだけ
感じさせる――舞踏
いまではすべてが朝に見えて
食べ残された断崖の夢
邯鄲に移る、記号の星
記憶に凍えた無言になって
見えるReite、波濤の疑問
意味は抗う、あなたは誓う
青な幽玄 空に舞う
月の裏側にうつる太陽は
揺れるひずみに落下して行き
ただ残された地面に響き合う
だけなのは
青のない
青斑猫のとぶ
あの河原へと
歴史を進めるだけな
人類の静かな
庭の追憶だ