【プロレス配信全般】感想席になるな、実況席であれ、ですわーッ！！！

　先日のHEAT-UPの道場マッチがバカほどよくて、プロレス熱が文字通りHEAT-UPしているわたくしなのですけれども、本日は別の団体のプロレス視聴を途中で断念しましたわ。何度も何度も配信がすぐに動かなくなり、画面が暗転するの繰り返しで疲れましたし、そもそも巻き戻しも早送りも出来ない謎の改悪がありまして、試合を眺めるだけになってしまい、配信で観る意味が(わたくしは)ないという状態で、ストレスが凄すぎて、精神衛生上よくなかったのですわ。今年こんなにストレスを感じたのは、お正月にマウンテンデューが自動販売機で売り切れていた時以来でしたわ。前日にわたくしが買って売り切れたままだったのですわ。

　逆に考えれば、その程度のストレスしかない生活をしているのかと自分で自分にムカつきますけれども、まぁそれはそれとして、最近の感想席に物申したいのですわ。感想席と書いたのには意味がありますわ。それは「実況になっていない」アナウンサーが多いのですわ。だから実況席ではなくて感想席。ちょっと最近のアナウンサーはイジり系の喋りの方ばかりになっていませんか？？？芸と個性がないのですわ。

　この実況の座組みは辻よしなりの系譜だと思いきや、WWEの実況の系譜の色がありますのよね。WWE実況をマネしたテレ朝系のアナウンサーと解説があって。時を同じくして、DDTなどで実況をしている方の実況も系統的には似たものが確立されたと思うところなのですわ。ただ、DDTの実況の方のスタイルはプロレスを猛勉強したことがうかがえる知識量に裏打ちされた芸なので、個人的には許容したい気持ちがありますわ。わたくしは最近ちょくちょくIWAジャパンなどのDVDを観返しているのですが、そこで若い頃の彼が実況しておりまして、その後の変遷も知っていますので、頑張ったのですわねと思うところがありましての忖度理解となりますわ。しかし他のアナウンサーの茶化すようなスタイルや、キャハキャハ笑ってイジるのは、実況になっていないのですわ。

　わたくし実況というものは、目が見えない方が聴いても試合を想起できるようにせねばならないと思いましてよ。そこんところをちゃんとやらなきゃ、実況じゃなくて感想なのですわ。例えばチョップの打ち合い。「見て下さいこの表情！！！」誰のどういう表情ですの？？？何も伝わらないのですわ。雑談を流すだけならば、そんな実況はいらないと思いますのよね。プロではないので。

　昭和世代の方々は古舘伊知郎の実況が心に残っているじゃないですか。平成になると若林健治とか真鍋由になるのかしらね。田畑は何故マヒストラルを逆さ押さえ込みと言ってしまうの？？？まぁそれはそれとして。

　わたくしは、古舘伊知郎のような突出した個性ある喋り、その才能をアナウンサーに求めたいのですわ。だって、喋りをお仕事にしているのですから。とりあえず、基本的には選手をリスペクトして、技と状況を実況してほしいですわ。一見の方がプロレス中継を観た時に「何でこの喋ってる人たち、闘いを見ながらこんな不真面目な感想ばっかり言うの？？？」と言わないスポーツ実況風味のやつをしてくれですわ。ちなみにわたくしは辻よしなりが好きですわ。古舘伊知郎になろうとしたけれども、ワードセンスと油っこい喋りの関係から全然違う仕上がりになって、そこはかとなく反発されていたのがたまらねぇ辻よしなりの魅力ッッッ！！！そんな辻よしなりのよくないとこだけコピーしたような、WWE型の今のプロレス実況はクソほどつまらんのでいらないですわーッ！！！プロレスをナメるなですわーッ！！！

　押忍ですわーッ！！！