【全日本プロレス】世界最強タッグ開幕戦が近付いて参りましたわーッ！！！

　皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

　さて、全日本プロレスの看板シリーズであり、デカくて強くて人がいい荒くれ者たちが闘う世界最強タッグがもうすぐ開幕と相なりまして、今年はいいタッグチームが出揃いましたわね。わたくしの優勝希望は、我らが斉藤兄弟ですわ。

　斉藤兄弟は全日本プロレス所属の悪役兄弟レスラーですわ。その悪そうでいかつい風貌と、極悪ユニット所属という経歴で悪役としての体をなしているものの、しょうもない悪さはせず、角界出身の頑強さを生かした、強くて凄くて面白い試合を量産して、善玉のファンをも魅了する、現プロレス界最優良タッグチームですの。

　ちなみに2人とも何気にイケメンで気も優しいので老若男女から好かれているという、この世に舞い降りた天使ですわ。むろん、わたくしも大好きですわ。

　彼らは双子でありながら、その試合運びは激烈に別人でありまして、大砲のレイの肉弾殺法と、司令塔のジュンのインサイドワークのコントラストが素晴らしく、その上でジュンも角界出身のポテンシャルを終盤に解放してくる試合運びがタッグにいい色をつけますのよ。何気に、双子界きっての双子のイメージを変えた個性派ですわ。

　レイは2大必殺技のダイビングボディプレスと正調パイルドライバー、ジュンはサイコブレイクという渋い必殺技がありますわ。ほらね、全然違うでしょう？？？

　ダイビングボディプレスはコーナー最上段から飛んで相手を圧殺する技で、パイルドライバーは相手を逆さまにして脳天から落とす技ですわ。

　パイルドライバーは何気に迫力を出すのが難しく、これを正調で必殺技に昇華させられるのは大型の選ばれしレスラーだけですわ。

　古くはバディ・オースチンというレスラーが、相手のタイツを引っ張って逆さまにしながらストンと落とす速攻型のパイルドライバーで名を馳せましたが、変型しない正調パイルドライバーに一撃必殺の説得力を持たせられたのは、ケンドー・ナガサキ、曙、斉藤レイぐらいではないかしら？？？何気に3人とも角界出身ですのね。レイは自分のデカい最高の体の迫力を生かす術を分かっていますわね。

　そしてサイコブレイクは、相手に後ろから袈裟がけ気味に斜めクラッチで組みつき、そのまま持ち上げて背面から落としますわ。落ちる形としては変型のチョークスラムといったところ。この技は自称プロレスファン歴1年で見た試合は数万試合であろうわたくしも他に見たことがありませんわ。シンプルながら独創的で、汎用性が高い、何気にすごくいい技で、ジュンのインテリジェンスを感じますわ。