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ストレス耐性の上げ方

浅草六区のメインストリートを歩いていると、向かいから嗚咽を漏らして泣いている女子中学生がやってきまして、僕は珍しい光景に少し驚きました。

一緒に歩いている同級生と思われる男の子が背中をさすってあげていたので、二人の若さを感じながら「人それぞれの人生があるな」と思いながらすれ違いました。

「人それぞれの人生があるな」

これがストレス耐性の正体だなと思い、記事を書いています。

価値観というメガネ

うれしいことや悲しいこと、すべてのことは客観的な事実が根っこにあります。うれしい、悲しいというのは感情であり、その出来事をどう感じたかによってうれしいことや悲しいことになります。
また、人によって感じる度合いもグラデーション状に人それぞれです。
事実として発生した出来事をどう感じるかは百人十色。

ストレスを感じるのはネガティブな感情を抱いたときですよね。ここで大事なのは、
辛い・悲しい・寂しいなどの出来事が起きたからストレスを感じるのではなく、出来事を辛く・悲しく・寂しく感じるからストレスになるのだと思います。

さきほどの女子中学生が嗚咽していた件で言うと、なにか大きなチャンスを逃してしまったのかも知れないし、自分の失敗が悔しかったのかも知れないし、はたまた誰かにフラレてしまったのかも知れない。
こんな感じであれば大人の僕から見たら「まぁまぁ」と思うこともありますが、若い方であれば全然感じ方が違います。

これは、人それぞれの性格やバックボーン、出来事に至るまでの文脈などさまざまな「価値観」が入り混じっているために、出来事に対して様々な想いが乗っかるから。
人は「価値観」を通してものごとみる。つまり、ものごとの見え方は百人十色だと言えます。

起きたことはただの事実であり、自分が掛けているメガネはどのようなものでそれを通して世界を見ていることを自覚することがとても大事だと思います。

ストレス耐性の上げ方

僕はどちらかというと「レジリエンス」という考え方が好きです。
たしか弾力性というイメージだったと思いますが、心がある限りストレスは少なからず受けるし、身近な人の不幸など大きな悲しみは避けられないダメージがあると思います。
それを前提とすれば、どうやって弾力性を保ち、上手に回復するかが人生においては現実的だなと思っています。

ただ、いかに弾力性があっても浮き沈みが激しいのは消耗が大きそうだなと思います。まして、現代人は仕事をしていますからなかなか時間をとって回復することが難しい人も多いですよね。
そのため、いかにダメージを減らしていくかも無視できない論点だと考えます。

具体的な方法

ストレス体制を上げるには掛けているメガネをアップデートする以外にないと思います。
世の中を、できるだけストレスを感じないメガネを通して見ればいいのです。

メガネ、つまり「価値観」をアップデートするのはこれまた難しい話なのですが、総じて「他者から学ぶこと」と「学んだことを体験すること」が重要だなと思っています。
また、大事なのは見えたものの正しさではなく、自分の価値観がアップデートされること。つまり、見える世界が変わることです。
価値観に正解はありませんし、人それぞれ独自に持っていればよいものだと思います。

最後に、僕の体験談を書いておきますので参考になれば幸いです。

価値観が大きく変わったできごと

以下、僕の価値観を大きく変えたできごとです。残念ながら、海外旅行では行動を変えるほどのインパクトは残りませんでした。

  • 仕事柄、ロジカルシンキングが癖になったとき
    役割や責任の所在を明確に理解するようになってから、プレッシャーとの付き合い方が上手になった。

  • 「サピエンス全史」や「最高の脳で働く方法」といった書籍を読んで、人間の「仕様」を以前より理解できたとき(普段の人間観察の結果と内容が一致したとき)
    (不快な思いをしたときなど)相手がなぜそのような行動を取ったのか、取りそうなのかイメージできるようになり、対処できるようになった。

  • 娘が生まれ、奥さんと子育てを始めたこと
    いわずもがな。

  • 友人を通して「色盲」を知り、実はとても身近な人が「色盲」だったこと
    見えている色すら違うのか、ということを理解した。

  • 寝れなくなるほど悔しく、悩んだことを体験した
    自分ではどうにもできないことが世の中には存在することを痛感し、決める側と決められる側のどちらかの世の中で、自分の立場を理解した。


ストレスに苦しむ方に少しでも参考になれば幸いです。

僕の会社では目的ドリブンでプロダクト開発の課題を解決する仕事をメインに行なっています。
ロジカルな思考やリスクに対する考え方を身につけることにより、ストレス耐性は大幅に上げることができます。そのような環境が弊社には揃っています。
身に付けたいなと興味持たれた方は、超気軽にカジュアル面談でもSlackでもいいのでお話しましょう。
https://www.wantedly.com/companies/neu

おわり。


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