クラファンの応援メッセージを事前に100名以上から回収した裏側で起きていたこと
こんにちはパパゲーノCEOのやすまさです。2023年8月5日から「200万円」を目標にクラウドファンディングに挑戦中です。
「200万円」という大金を集めることは、当然ながらめちゃくちゃ難しい。相当な努力が必要です。そのため、今回は「100人以上」の方から「事前に」企画概要を共有した上で応援メッセージをいただいてました。
2時間かけて全員からの応援メッセージを読み上げつつ、僕との関係性などを紹介するYouTubeライブもさせてもらいました。笑
まだクラファン期間中ですが、事前に応援メッセージを100人以上から回収した舞台裏を紹介させてもらいます!
なぜ100人以上から事前に応援メッセージを回収したか?
一般的にクラウドファンディングの事前の応援メッセージは、3〜5人から回収することが多いです。100人以上から回収するのは「異常」だと思います。
今回のパパゲーノのクラファンで応援メッセージ回収に力を入れた理由は以下の3つです。
【1】領域を超えた共創を生み出したい!
競合とか、法人格とか、支援者・当事者とか、学閥とか、全部ごちゃ混ぜで、「生きててよかった」と誰もが実感できる社会というパーパスに向けた協働を生み出す主体でありたいと考えています
なぜなら、メンタルヘルス・自殺予防の問題は最適解を作り上げる社会科学であり、問題の背景も複合的で複雑で、営利・非営利問わずあらゆる人が挑戦を重ね有機的に連携していくことでしか解けない問題だと考えているためです
そのために、領域横断であらゆる立場の人を巻き込みたかったです
【2】200万円を何としても調達したい!
パパゲーノはを限界まで融資でお金を借りていて(累計1400万円)、助成金・補助金含めクラファン以外に取れる資金調達手段はやり尽くしています
そのため、何としてもクラファンで「200万円」を調達したいという背景がありました
「200万円」を調達するのは僕たちにとって相当ハードルが高い挑戦でした
目標達成の蓋然性を高める戦術/KPIを色々と検討していく中で「応援メッセージを100人から事前回収する」というアクションが1番良さそうだという結論になりました
事前告知をたくさんすることで、応援いただく方をクラファン開始前から増やしておくことで、プロジェクトの信用とSNSでの拡散力を高めることを狙っていました
【3】精神障害・リカバリーに興味を持つ人を増やしたい!
社会課題の解決は「まずは知ること」から始まるので、僕たちが解きたい課題の認知を広めたいと考えていました
150人ほどにクラファンの企画書とパパゲーノの事業戦略を共有し、フィードバック回収をしました
対面での食事やビデオ通話での壁打ちの時間もたくさんいただきました
その過程で、有意義な意見や企画案の軌道修正を何度も何度も繰り返していくことができました
「就労継続支援B型」や「リカバリー」について詳しく知らなかったが、なぜこの取り組みが重要なのか理解できた、というコメントもいただけることが多かったです
単純に100人の応援をもらうって嬉しいことだしキリのいい数字だし、頑張ってみたい、というのもありました。
応援メッセージ依頼の基準・スタンス
誰彼構わず応援メッセージを依頼していた訳ではなく、基本的には以下の基準と方針で応援メッセージのご依頼を進めていました。
パパゲーノを心から応援していただいていること
パパゲーノのメンバーと原則対面で会話したことがあること(一部ビデオ通話のみの方もいました)
競合関係とか領域は無視して全方位外交をすること
実際の依頼方法
6月末頃に応援メッセージをお願いしたい人を150名ほどリストアップして、企画書のPDFを共有しつつGoogleフォームで応援メッセージやプロフィール画像の回収を進めていました。
企画書(PDF)
CAMPFIREの場合は下書きページのURLを発行することができたのですが、「For Good」にはその機能がなかったのでPDFで企画書を作成し共有していました。
英語しか読めない方もいたので、日本語版と英語版を両方作っていました。(英語はできないので、DeepLで翻訳した企画書を英語が得意な友人に添削してもらいました。)
Googleフォーム
対応の抜け漏れがないように、Googleフォームで応援メッセージを回収していました。一部Googleフォームが使えない方やメール等で文面をいただいた方については、代理でGoogleフォームの回答をすることで、一元管理できるようにしていました。
食事に誘いまくる!
IT企業出身だから、ITツールを駆使して効率的に捌いて100件ちゃちゃっと回収して、コピペして「はい完了!」ってできると想像してる方もいますよね?笑
僕のTwitter/Facebook/Instagramを見ている方はご存知かと思うのですが、実際にはクラファン前後で対面で会っている方がかなり多いです。1つのきっかけとして食事に誘って、色々と意見交換させてもらいつつ、応援メッセージをお願いしていました。
もちろん全員ではないですが、会いたい人には、会えるうちに会いに行くのは大事にしています。
50人以上から断られる
実際に応援メッセージを回収する舞台裏では、色んなドラマがありました。
当たり前のことですが、100名以上から応援メッセージを回収した裏側では、「50名以上」には断られています。折れない心、だいじ。笑
既読スルー/未読スルーをされてしまうことが大半ですが、
個人としては応援するが、どうしても会社としての立場があるので難しい
実現可能性が見えないから応援は難しい
パソコンの購入費用(=設備資金)に充てるのであれば応援は難しい
今ここでパパゲーノと利害関係を個人的に作ってしまうと、今後の仕事で社内稟議を通す上でやりにくくなるからフラットな関係性を維持したい
など、丁寧に理由を説明してくださる方もいました。本当にありがたい気持ちでした。
お断りされた時は落ち込んだりもしましたが、いつか応援するに見合う人間になろうと頑張ることにしております。一方で、絶対に無理だろうなと思いつつ1%でも可能性があればと打診した方からコメントをいただけたりもしたので、それは本当に嬉しかったし勇気をもらえました。
応援よろしくお願いします!
クラファン開始前から色々とドラマがあったのですが、なんとか8/5(土)にクラファンページを公開することができました。いただいた応援メッセージも以下のページに公開させていただいております。
たくさんの方に支えられて挑戦できていることに感謝です。2023年8月12日(土)時点で、88人の方から105.1万円をご支援いただいています。達成率は52.55%です。
「1000円」からご支援いただけます。クラファンページを見ていただいて少しでも応援したいと思った方はご支援検討いただけると嬉しいです!
以下、ツイートいただいた内容の一部転載です。