イヤイヤ期で学んだこと
現在息子2歳3ヶ月。
2歳前から始まったイヤイヤ期、保育園でも先生に「意思が強い子」と言われるくらい、自己主張が強く自分がどうしたいかはっきり教えてくれる。
2歳なる頃は旦那と本気で悩んで、イヤイヤ期の本を3冊ほど買うくらいだったけど、今はどうしてそんなに悩んでたか忘れるくらい、言葉の発達とともに減っていっていた。
そんな中で、8月にRSにかかり1週間半ほど本当に大変な日々を息子は過ごした。高熱で咳もひどく本当にきつそうだった。看病も本当に大変だったし、きつそうな息子を見るのは本当に辛かった。
やっと治った!と安心して登園を久々に始めると、その3日後から突然始まった保育園に行きたくない、のイヤイヤ。
そのイヤイヤが凄まじすぎて、これまで経験ないくらいのイヤイヤっぷり。朝起きて平日だって分かったらもう泣いてる。旦那が仕事着に着替えるとイヤーと喚く。私がテレビや携帯やお菓子やおもちゃ、すべての方法を使って気を反らせながら連れてこうとするも泣きわめき、「イヤー!ねんねしたい!」とか「イヤー!おうちがいい!」とか叫びながら、私は無理やり担いで連れて行って先生に引きはがされながら、号泣する息子を心配しながら職場に行く日々。
今回の件で、すごく悩んで、保育園が合わないのかなとか、嫌なことがあったのかなとか、やっぱ実家の近く引っ越した方がいいんじゃないかとか、色々考えた。
朝のイヤイヤに合わせて夜泣きや夜驚症みたいなのも始まり、夜中におもちゃを取られる夢を見てるみたいで号泣する日々。それに合わせて突然吃音ぽいのも始まったから本当に心配した。
先生に聞くと「いつも朝だけ泣いて、すぐにケロっとして遊んでますよ」と言われ、保育園に理由があるんじゃなくて、親と離れたくないとか、親との関わりの中に原因があるんじゃないか的に言われ途方にくれる1週間を過ごした。2回職場に遅刻して、毎朝本当にハラハラだった。。
区役所の育児相談にも相談し、RSでリズムが崩れたことが大きいのだろうとのこと。そして何より子どもを安心させること、先生とよく話すことが大事だと教えてくれた。
そんな1週間ほど経ったある日、新しい電車のおもちゃが保育園に入ったようで、「今日は新しい電車で保育園で遊ぶ?」と何気なく聞いてみたら、「うん!」と言って突然泣かなくなった。その時は何気に言ってみただけなのに、それが効いて、手を繋いで歩いて行っている時は心の中で感動して涙が出そうなのをこらえ、何事もないかのように、普通通りに息子を保育園へ連れていった。
その次の日も、「この新しいショベルカーの靴下履いて先生に見せる?」って言ったらそれがきき、泣かずに行けた。。!
思い返せば、すべてイヤイヤの原因は私にあったんだなと思った。朝のバタバタな時間、息子とちゃんと一緒に遊ばずにテレビを見せながら用意をしていたこと、イヤイヤ言っていても時間がないから無理やりこっちのタイミングで連れて行っていたこと。
日々手を洗ったり着替えたり歯磨きしたり、色々イヤイヤ言う中ではできていたことが、一番のイヤイヤでできていなかった。いつもイヤな時は楽しいことに変えて興味を引いて自分からできるようにきっかけを作っていた。お人形と一緒に着替えたり、歌を歌って歯磨きしたり、手洗い場に置いているカエルの置物と話しながら手を洗ったり。ちゃんと本人がやりたい、行く!となるように、こっちが工夫しなきゃいけなかったことをすっかり忘れていたことに気づいた。
どこまで時間がない、他にやることがある中で子どもに向き合えるか、時間や心の余裕って本当に大切だなと思った。
そして子どもにとっては、昨日まで大号泣しててもおもちゃや靴下とかのちょっとしたことがとても大事なんだなと言うことも学んだ。
結局後で分かったことは、大好きな先生が1週間休暇を取っていたということ。多分それも大きな理由だったんだろうな。
子どもにとってはこの大きな知らないことがたくさんある世界で、全てが新鮮で毎日新しくて、小さなことがとても大きなこと。
忙しい日々でも、なるべく息子に向き合って、日々の何気ない息子の気づきも大切にしていきたい。早く家に帰りたい時でも、時間がない朝でも、お花をみてこれなーに?って言ったり、飛行機見つけてじーっと見たり、水溜りを楽しそうにパシャパシャしたり、落ち葉を踏んだり、そんな何気ないことを息子と大切に楽しんでいきたい。