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「セキュリティチェック」であの空港の裏側が丸見え!

『セキュリティチェック(原題: Carry-On)』を、Netflixで視聴しました。最初から最後まで手に汗握るスリリングなサスペンスで、現代社会で問題となっている「闇バイト」のような要素を含んだストーリーが展開されます。ただし、登場人物は自ら犯罪に応募したわけではなく、テロリストに勝手に指名され、恋人や配偶者を人質に取られて犯罪に加担させられるという仕組みになっています。この点が、一般的な「闇バイト」とは異なるものの、精神的にどれほど過酷な状況かが描かれています。

物語の舞台となるのは、ロサンゼルス国際空港(LAX)。私自身もよく利用する空港なので、映画を通してその裏側を垣間見ることができるのは非常に興味深かったです。特に、日本の空港とは異なる「大雑把さ」が印象的でした。これは安全管理の問題ではなく、荷物の扱い方や業務の進め方に関してですが。一方で、空港のセキュリティ対策の徹底ぶりもよく伝わってきました。

ロサンゼルス国際空港を初めて訪れたのは、なんともう37年前なんですよね。あの頃に比べると空港もかなり変わりました。日本の空港も激変しましたけどね。大学生の時はこのロサンゼルス国際空港から出発して、何度もアメリカ大陸を、バスで横断しました。英語が全然聞き取れなくて苦労した記憶があります。アメリカ大陸をうろちょろしているうちに、徐々にリスニングは得意になったんですが。

また、主人公の走る姿がとても印象的で、どこか『ターミネーター2』の液体金属型ターミネーター(T-1000)を彷彿とさせました。走り方だけでなく、佇まいも似ているため、少し懐かしい気持ちになりました。全体的にツッコミどころは多いものの、エンターテイメントとしてはとても楽しめる作品でした。非現実的な要素が強いものの、サスペンスとして最後までハラハラさせられる2時間でした。

映画『セキュリティ・チェック』は、2024年12月13日にNetflixで配信されたアメリカのアクション・スリラーです。監督はジャウム・コレット=セラで、主演はタロン・エガートンが務めています。この作品は、ロサンゼルス国際空港を舞台に、若き運輸保安局(TSA)職員イーサン・コペックが、クリスマスイブに脅迫者に立ち向かう姿を描いています。

ストーリー概要

イーサンは、妊娠中の恋人ノラを守るため、ある危険な荷物を見逃すよう脅迫されます。彼は、脅迫者の指示に従うか、恋人の命を守るために立ち向かうかの選択を迫られます。物語は、緊迫した状況の中で進行し、イーサンがどのようにして脅迫者を出し抜こうと奮闘するかが描かれています。

キャストとスタッフ

  • 主演: タロン・エガートン(イーサン・コペック役)

  • 共演: ジェイソン・ベイトマン(脅迫者役)、ソフィア・カーソン(ノラ役)、ダニエル・デッドワイラー、テオ・ロッシ

  • 監督: ジャウム・コレット=セラ

評価と反響

『セキュリティ・チェック』は、配信開始から短期間でNetflixのグローバルランキングで1位を獲得し、視聴数は1億4,950万回を超え、Netflix歴代5位にランクインしました. 作品は、クリスマスという特別な時期に設定されており、観客にとって新たなクリスマス映画としての位置づけもされています。

テーマとスタイル

本作は、緊張感あふれるサスペンスとアクションが融合した作品であり、観客を引き込む巧妙な脚本と演出が評価されています。特に、主人公の内面的な葛藤や、脅迫者との心理戦が物語の中心となっており、視聴者に強い印象を与えています。

見どころ:

• 実際のロサンゼルス国際空港を舞台にしたリアルな映像
• 先の読めないスリリングな展開
• 主人公の疾走シーンが『ターミネーター2』のT-1000を思わせる迫力
• 現代社会の「闇バイト」に通じる構造を持つ犯罪の描写

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