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大岩秀樹先生に聞く:英文読解が苦手な人のはじめの勉強法とは?
今回は、『英語長文レベル別問題集』を共著した大岩秀樹先生に、英文読解の勉強法についてインタビューしました。英語が苦手な生徒が、リーディング力をどのように伸ばしていけばよいのか、大岩先生にその効果的なアプローチを教えてもらいます。
一文から始める英文読解の勉強法
安河内哲也:
今日は大岩秀樹先生に英文読解の勉強法についてインタビューします。大岩先生とは一緒に『英語長文レベル別問題集』を作った仲間です。英文読解が苦手な生徒に向けて、どこから勉強を始めればいいのか教えてもらえますか?
大岩秀樹:
英語が苦手な生徒は、一文読むのも大変なことが多いです。ですから、まずは一文をしっかり読めるようにすることが大切です。そのために単語の覚え方や基本的な文法を確認しながら、短い文から少しずつ取り組んでいきます。一緒に進めることで、徐々に自信をつけてもらうよう心がけています。
安河内:
いきなり長文を読むのではなく、一文一文をしっかり理解するんですね。長文も最終的には一文の積み重ねですからね。一文を勉強する際、どんなことに注意すればいいですか?
大岩:
英語の語順を意識することが重要です。主語、動詞、目的語の順番や、修飾語が英語では後ろにくるルールを理解する必要があります。単に単語を覚えるだけではなく、文法の基本を意識しながら音読することが効果的です。
安河内:
音読するときは正しい発音も大事ですよね。
大岩:
そうですね。必ず音声教材を使って、正しい発音やスピードで練習しましょう。今は教材にも音声がついているものが多いので、これを活用することを勧めています。
基礎から長文読解へのステップアップ
安河内:
なるほど。基礎ができたら、長文読解にどう取り組めばいいでしょうか?
大岩:
長文では、接続詞や関係代名詞が出てくるので、文と文のつながりや文章の展開パターンを意識する必要があります。パラグラフごとの要点や全体のテーマを把握しながら読み進めることが大切です。
安河内:
現代文の読解と似ていますね。抽象的な内容の後に具体例がくるパターンや、言い換え表現(パラフレーズ)にも注目すると良いですね。
大岩:
そうです。文単位の理解から始め、接続詞や関係代名詞を使った複文へとステップアップし、さらにパラグラフ単位での理解を深めていきます。
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焦らず一歩ずつ進めば必ずできる!
安河内:
最後に、英語が苦手な生徒のみなさんにメッセージをお願いします。
大岩:
道のりは長いですが、一歩一歩進めば必ずできるようになります。焦らず、着実に進めていきましょう!
大岩秀樹先生のアドバイスによると、英文読解の勉強は「一文の理解」から始めることがポイントです。基礎を固めた後、徐々に長文に取り組み、接続詞や関係代名詞などを理解しながら、パラグラフ全体を読む練習へと進みましょう。道のりは長いですが、正しい手順で学習を進めれば必ずゴールにたどり着けます。焦らず一歩ずつ前進していきましょう!
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