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人と会う
家族との食事会の後、雨上がりの行幸通りを東京駅へ向かって歩き出した。まだまだ両側の銀杏は緑が濃く、夏の風情である。
歩きながら夫も私も孫達にすっかり労われるようになり、 まだまだと思っていたが自分達の歳を感じさせられた。
社会人となっている二人と来年仲間入りするもう一人で「今度は温泉ね計画するからね」と
「それまで頑張るね私たち」
今年はコロナ禍のなかでやっとこの日に集まることが出来た。ネットや電話よりも心の満足度が違うような気がする。
夕方三年程前に引っ越してその後疎遠になっていた友人から電話があった「何となく声が聞きたかったの」、、、
その後よく手紙をくれる友人から「Tホテルのパンケーキが美味しいそうよ、行きましょうよ」 ゆっくりと話がしたいと言う。
私たち会わないと人生終わりになってしまうかも、87と82だからねと彼女はいった。
皆んな人恋しいのです。ホームにはいったり、
入院している友人の見舞いも叶わず、マスク越しの会話も味気なく、早く普通の日常が来ることを願っています。