老いをみつめて (2)
朝起きてまず、くしゃみをするその大きさ、まるで大男のようなくしゃみでで,自分ながら
びっくりする、年取ったせいかしら、その上声が出にくくなり、咳払いをなん度もするように
なった。80歳過ぎてからだろうか、それまで10年くらいゴスペルのサークルで歌っていたが、声が思うようにでなく、あの独特のゴスペルのリズムにも乗れなくなってしまい、サークルを退会した。
その他の趣味のサークルもここ1、2年電車に乗ろことも、エスカレーターに乗るのも苦手となって辞めざるを得なかった。
春の桜、夏のハス池、秋の銀杏はバスに乗り必ず行っていたが、この2、3年なんとなく
延ばしているうちに、季節が移ってしまう。
年齢のせいなんだろうか?心の老化が始まっているのか、すべてのことが引き算のなっているのに気がつく。
新聞を読んでいると、突然小指と薬指が攣ってしまたりと、あれあれと思う事がおおくなる。3年前までは歩く時は歩幅70センチ、ときめきちんと歩いていたのに、最近はカートを使わないと不安になり、歩幅は54センチくらいになってしまった。
老化は足からと言われるが、納得。
私は台所仕事が好きで、まだまだ冷蔵庫のものを頭にいれ、朝、昼、晩と2〜3日分は考えられる、明日の分の下ごしらえも夜のうちにやっておく事ができる。
これは自分が食べる事が好きだからかもしれない。
引き算ばかりでなく、まだ足し算が残っていた。
きのこご飯、栗ご飯が終わって、今日はぎんなんご飯にしてみよう。
# 人生の引き算 # 心の老化 #足し算