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真冬の青い空

真冬の晴れ渡つた空 、空気が澄んでいるせいか何処までもつずいている。
青、 水色、 つゆ草色、 空色、 カメ覗き、 浅葱色、 群青色こんな言葉が浮かんでくる。

藍色というのであろうか、この美しい落ち着いた色は古くから日本の庶民に愛されてきた色である。外国人にも愛され「ジャパン ブルー」歌川広重の描く空の色「ヒロシゲ ブルー」と呼ばれるとか、(中江克己氏の色の名前で読み解く日本史)よる。

「青は藍より出でて藍より青し」という言葉がある。藍と言う植物で染める、いわゆる藍染めである。

台東区の谷中に細く蛇のようにくねったへび道と呼ばれる道があるが、ここは昔「藍染め川」という川だったそうだが、今は暗渠になっている。一軒だけある染物屋さんに聞いてみると、この地域は「藍染め町」と言う響きのいい言葉に先代が染物屋を起こしたという。
なん軒かの染物屋が染め上がった布をその川で晒したのだろうか。

今年は「ジャパンブルー」のシャツブラウスを着てみたいと思う。

24日から28日は七十二侯では空が霞み出す頃らしい、これから青い空は見えないかもしれない。

#藍 #冬空 #ジャパンブルー #藍染め #へび道