自分の家族の「家族って?」をアップデートする。
先日、家族(旦那の家族)の誕生日で、全員集合して食事をした。
その前から、どうやら姪っ子が色々と家族に対する不満が溜まって爆発寸前のようだ、という話は聞いていたので、ちょうど良いタイミングだな(しかもちょうど夏至&かに座新月の二日後だし)、と思いながら、仕事終わりにご飯を食べるレストランに向かった。
ちなみに、この日予約していたのは、私たち夫婦が大好きなインド・ネパール料理のカレー屋さん。
まさか島で本格インドカレーが食べられるなんて思ってもいなかったので、奄美にお店を出そうと決めてくれたことに本当にもう感謝しかない。
で、私と旦那以外初来店の家族たちは、ネパール人の店主さんの日本語の上手さに感心したり、人懐っこい店主さんの子どもにほっこり和んだり、ナンのデカさに驚いたり、カレーの辛さに悶絶したり(笑)と、途中まではいつもと変わらずの雰囲気。
これはいつかの写真。ナンでかい!!
飲みながらゆっくり食べる私たち夫婦と違い、せっかちなうちの家族は、一通り食べ終わってもうお開きモードに。
私もお酒を飲んでいたので、詳しい流れは忘れてしまったけれど、姪っ子のことがなんとなく気になって、最後に話を振ったら、堰を切ったように、怒りながら、泣きながらしゃべりだした。
始めて聴いたなぁ、彼女の感情がこもった想い。
姪っ子は16歳。(になるのかな、今年)
何でおばあちゃん(私にとって姑)にみんな感謝しないのか、家族バラバラ勝手なことするのか、優しい言葉がかけられないのか、嫌な気持ちになるような言葉をつかうのか、…など。
彼女から見た私たち大人に対する意見。
しっかり聴いたよ。嫌な思いをさせてごめんね。子どもだからって遠慮しないで、いつでも言いたいことは言っていいんだからね。
とまずはそう伝えた。それは本当にそう思う。
これを言うにもずいぶん我慢して、勇気がいったんだね。
そうそう、私も結婚当初はそう思ったよ。
だから一緒にご飯を食べる機会を増やそうと思ったり、なるべく実家に顔を出そうとしたり、家族の仲を取り持とうとしたり、善かれと思って色々やった。
でも、結果、すごく迷惑がられたし、それならこれももっとやって、って要求が増えていくようで、結局ギブアップしてやめた(苦笑)
そしてやめてから(私が仲良くさせようとか執着しなくなってから)の方が、断然関係が良くなった(笑)
だから、今ならわかるけれど、うちの家族は十分仲が良いよ。
こんなに近くにいて、ぶつくさ言いながらも何かあればすぐに集まって、悪口も含めばあちゃんの話題が頻繁に出るってことは、それだけ気にかけてるってことだよ。
「好き」の反対は」「嫌い」じゃないんだよ。
私は、自分が生まれ育った家族とは、距離的なこともあるしこんな状況(コロナ)だし、もしも何かがあって会えなくなってしまったとしても仕方がないと、覚悟してるよ。
だから家族だけれど、それぞれ自分の考えで自分の人生を生きていいんだよ。
家族だから、○○だからしなきゃいけない、ってことはないんだよ。
そんなことを、酔っ払いつつも伝えた気がする。
姪っ子はとりあえず吐き出せたことでスッキリしたみたいだが。
姪っ子に向かっても言ったけれど、その場にいる全員に向かってもしゃべったつもり。
家族だからっていって、金銭面でも、その他の面でも、自分を犠牲にしてまで助けたりするのはもうやらない。
姪っ子にもさせない。
感謝って、親孝行って、そういうもんじゃない。催促されてしなきゃいけないもんじゃない。
それは玄花さんのJUYOを学んでわかったこと。
親が子を産み育てる⇔子が大人になって親孝行する
だけじゃない循環があってこそ、親も子も幸せに生きられると思うようになった。
それは、私の実体験でもある。
私が楽しそうだと、幸せそうだと、私の両親もなんだかわからないけれど夫婦仲が良くなったり、辛い仕事を辞めることができたり、好きなことに没頭できるようになってきているという報告を受ける今日この頃…。
ほんの2年前は、絶縁か?っていうくらいの大親子喧嘩をしたのにね(苦笑)
私も小さい頃からずっと、母親と姑(祖母)の不仲や、それによってさらに発展する父と母の夫婦喧嘩の仲裁をしてきた(自分で買ってでていた)から、姪っ子の、「家族がもっと仲が良かったらいいのに…」って思いは、なんとなくわかる。
そんな話もまた、彼女とゆっくりできたらいいな。
そして確実に反抗期を迎えている姪っ子を目の当たりにして、私に子どもはいないけれど一緒に親体験させてもらったみたいで、ちょっと嬉しくもあったw
私は私の考える家族の在り方を体現して、姪っ子にも、次の世代の子どもたちにも見せていけたらと思う。
そうそう、私ら夫婦以外は先に帰って、二人で残って飲んでいたら、うちらの会話を聞いていた店主さんとも、自分の国にいる親や家族との色々の話になったりして、家族の悩みは万国共通かな?と思いました。
そんな本音の話ができたことがとても嬉しかった、先日の出来事でした。