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カムラの里の居酒屋、開店半年を記念して

はじめに

    モンスターハンターライズが発売して本日で半年となりました。
私がモンハンライズの募集部屋『居酒屋やすっこ』の部屋主としての半年間やってきたこと、思いをここで伝えたいと思います。

発売前までの運営について

    ライズ発売前日までの運営は週2回がモンスターハンターダブルクロス(MHXX)、それ以外の曜日はモンスターハンターワールドアイスボーン(MHIB)の営業をしていました。最新作に集中しない理由には色々ありますが、一番の理由は、「残留組」と言われる旧作に残るお客さんとの縁を切りたくなかったからです。後でも記述しますがその選択が良かったと何度も思うようになりました。発売後は、アイスボーンが週2回、ライズがそれ以外の曜日に変更になりました。

ライズ発売直後

    ライズが発売して一番嬉しかったことは、アイスボーンとダブルクロスのお客さんが一緒に狩りが出来るようになったことです。自分にとっては別の世界のお客さんだった人達が楽しそうに交流する事は今でも感動します。もし私がMHXXの部屋を続けていなければこのような事は実現しなかったわけですからMHXXの部屋を作り続けて来て本当によかったと心から思いました。
    そして、もう一つ嬉しかった事は、新作が出る度に数年ぶりでも顔を出してくれるお客さんが沢山いたことです。こんなに嬉しい事はありません。いつだって毎日部屋を作っている限り、縁は切れずに続いていく。そのことが本当に嬉しいのです。

発売直後に起こった「ひるみ軽減問題」

    これは私の部屋ならではの問題だと思うのですが、発売直後に戸惑ったのは「ひるみ軽減」をつけるかつけないかの価値観の違いでした。ダブルクロス、ワールドのお客さんの違いもあり、考え方が様々だったのです。 
   確かにXXとMHWではマイセットの登録数や、スキルの付け方は全く違いますから当たり前のことかもしれません。「相手がひるまない立ち回りをするのがマナー」「ひるみ軽減をつけることがマナー」「○○(武器種)を使ってはいけないのかもしれない」など色んな考えや葛藤を聞きました。そこで大きなトラブルが起こる前にこのようなツイートをさせてもらいました。

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    要するに「付けたい人は付けて、付けたくない人は付けなくて良い。でも周りを責めたり、迷惑をかけて申し訳ないと思うことはしないで欲しい」それが私の考えです。
    これ以降はトラブルもなく営業を続けています。

ずっと思い悩み決断した「連続でスタンをとるための徹甲榴弾の禁止」

    私が理想とする部屋は自分の好きな武器防具で、誰からも責められることがない部屋作りをすることです。
    また、自分の部屋では罠ハメや拘束は禁止しています。その理由は、ただの作業になってしまうこと、そして作業通りに上手くいかないと責められる人が出てしまうからです。また作業になってしまうと、単調になり楽しさが奪われてしまうからです。
「連続してスタンをとるための徹甲榴弾の禁止」についてはかなり悩みました。ワールド時代からも考えていたことですが、徹甲榴弾が好きなハンターさんや、それをメインに使っているハンターさんもいるからです。でもやはりマルチでは全ての武器種のハンターさんが楽しむ狩りにはなっていないと感じることが多くなり、このような決まりを追加しました。

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    この追加については様々なことを感じたハンターさんも多かったと思いますが、喜んでくれた方、居酒屋には行きづらくなってしまった方、そんな方もいると思いますが、この決まりを追加した後の営業はそれぞれのお客さんの生き生きとした狩りが見ることが出来て私はとても楽しい営業をさせてもらっています。皆さんのご協力ありがとうございます。

私が個人的に残念だったこと

    モンハンが大好きな私でもライズのここは改善してほしい、残念だなと思ったことが2つあります。
 ①1つはギルドカードのハンターランクの表示です。
画像が私のギルカですが使用言語とハンターランクの場所が逆だったら良かったのにと思います。
使用言語は海外の方とも交流するためのものなのかもしれませんが、あまり重要な事ではありません。
ランクの数字も小さく分かりづらい…もう少し大きくしてもらいたかったです。

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②2つ目は2021年09月の時点でお辞儀のジェスチャーが無いことです

これまで「お辞儀」ジェスチャーはあったのに何故でしょう?
大きく手を振るで代用してますが会った途端「それじゃあさようなら」と言ってしまうことも…

前半がワールドのお辞儀、後半がライズの手を振るジェスチャーです

これまであったのになくなったのは日本式のお辞儀と違うからでしょうか?
マルチをする時は「お辞儀」ジェスチャーは欲しいものです

MHWで自分がまだやりたいこと

    少し話は逸れてしまいますが、新大陸、MHWIBでの話を少ししたいと思います。
ライズ前では毎日ほぼ満員になるほどのお客さんがいたのに、発売後にこんなに閑散としてしまうものなのかと衝撃を受けました。
10分待ってもお客さんがこない…そんな事もありました。それでも残留組のお客さんのため、そしてワールドでのマルチはまずサークルに加入することが最優先のところがあります。私は、サークルに加入しなくてもやりたいときにふらりと来れる場所をワールドで残しておきたかったのです。そして自分自身もワールドが大好きで1番プレイした作品でもあり思い入れがあるのです。
    継続は難しいかもしれないと思ったこともありましたが、少しずつ狩場を求めて来てくれるお客さんや、ワールドが好きで戻ってくるお客さんが増えてきました。MHRise、MHWIB両方を訪れてくれて楽しんでいるお客さんもいます。
    そして、最新作ではない場所での部屋作りではいつも感じることですが部屋主である自分をとても大切にしてくれるお客さんにいつも感謝しています。

カムラの里の居酒屋で

    さて、話をライズに戻します。それぞれの作品については、いつも色んな感想や評価をされます。それぞれの特徴、良い点、悪い点、色んな事をその時々で見聞きします。16人部屋から4人部屋になったことは、一人一人のお客さんと接する時間が増えたり、楽しむことが出来てとても嬉しい毎日ですし4人部屋がやはりベストな人数だと思っています。16人部屋が良いと言っている方は、素晴らしいサークルリーダーさんがいてくれるからこそだと思います。4人部屋になり入れないと言われたりとか、ご一緒できなくなったお客さんもいますが、土曜日に1周ごとの入れ替えをやっているのでその時に今後、ご一緒できたらと思います。
   カムラの里にやってきた私が新しい居酒屋を開店し、お客さんと一緒に新しい世界を見ることが出来ました。そして一緒に楽しく時間を過ごしたい、モンハンをしたいと思っている時にいつでも暖簾がでている。何年離れていたって、ふと思い出した時に変わらずに場所がある。そういう場所であり続けたいと思います。
     女将は「待っている」ことが仕事なのです。

最後に

    ライズが発売し、日本のおとぎ話のような世界で楽しみながら半年が経過しました。沢山の感動をありがとうございます。
    来年夏の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」の発売まで、更に色んな楽しみ方を考えていきたいと思います。お客さんの中には、モンハンをお休みしてしまう方、ワールドに集中する方もいると思います。
     居酒屋やすっこでまだまだ楽しみたい、みんなと楽しい寝酒が呑みたいと思ってくれたら嬉しいですし、私もお客さんと笑顔で毎日を過ごすことを願っています。一人一人のお客さんとのこれまでの旅の歴史があり、これからも新しい旅を続けていきたい。そんな気持ちを持ちながら、また今夜から暖簾を出していきたいと思います。

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