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2023(R5)年11月 福山簡易裁判所4回目(証人尋問)

 事務長と私が尋問台に立った。テレビで見たことがある「何事も隠さず、何事も付け加えず、真実のみを話します。」と宣言して、その文言が書かれた紙に署名捺印をした。すると裁判官が「これから言うことに偽りがあれば、偽証罪に問われることがあります。」と言って証人尋問が始まった。
 福山市側の弁護士は私が証拠として提出した同窓会名簿の写真を誰から借りて、いつ撮ったかを聞いてきた。
「2021年11月25日の18時くらいに事務長から借りて写真を撮りました」
弁護士「それ以前に同窓会名簿を見たことはありますか?」
「教諭Eが同窓会名簿を使って部活の保護者名簿を作成していたので、そのとき見せてもらいました。」
弁護士「なぜ、そのとき写真を撮らなかったのですか?」
「カメラを持ってなかったからです。」
弁護士「スマホで撮らなかったんですか?」
「そのときスマホを持っていませんでしたから」
我々教員は、何か特別な事情があれば別だが、学校内でスマホを持ち歩くことはまずしない。でも、なぜか裁判所に提出した同窓会名簿の写真は、教諭Eが使っていた同窓会名簿を撮影したものにしたかったらしい。そして事務長は私に同窓会名簿を貸したことはないと主張したが、なぜか同窓会名簿を返すときに「旧職員名簿に載ってる電話番号と現職員名簿に載ってる電話番号が違うよ。直しとかんといけんじゃろ」と私が言った嫌味だけは覚えているらしい。しかもそれは嫌味ではなく、私からの正式な訂正依頼と受け取ったと主張している。全ての事象を自分たちの都合のいいように解釈して、過ちを1㎜も認めようとしない福山市の姿勢にはがっかりを通り越してあきれ果ててしまう。他には「永井先生は生徒から好かれていますか?」とも質問された。私は「それは好いてる生徒もいれば、嫌っている生徒もいると思います」と答えた。他にも色々質問されたが、内容は覚えていない。ただ、「なんでそんなことを質問するの???」と不思議に思ったことを覚えている。

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