8月10日 成都で準備
ぼくは自転車を持って来たが、友人は自転車を成都で購入するつもりだったので、自転車屋を回ってみた。なかなか安くていい物が置いてあるが、マウンテンとロードばかりで、ツーリングバイクはほとんどない。マウンテンをツーリング車にしている人も多いが、マウンテンは重いので、使った後、日本に持って帰るのがめんどくさい。結局友人は、自転車購入をあきらめ、車&徒歩でぼくについてくることにした。
「シムズ」にもどって、明日の移動「成都→日隆」までの車を頼んだ。1人4千円、2人で8千円・・・でも、自転車があるので、もうちょっと取られるかも・・・。実際に自転車を積んでみないとわからないということで、車の運転手が宿まで来た。車はランクル、運転手を入れて5人乗り、後部荷室に座席を付けて無理矢理7人乗りにすることが出来る。座席に2人が座り、荷室に自転車を積むので、2人分の料金を余分に払えと言う。「はあぁ~~~! 4人分の料金を払わすなら、助手席と後部座席3人分を使わせてもらう。」と言うと、「いや、それは困る。後部座席に2人が座り、荷室に自転車を積んでくれ。」
「じゃあ、4人分の料金は高すぎる。3人分にしてくれ。」
「わかった。3人分でいいから、荷室に自転車と1人、座席に1人が座ってくれ。」
「荷室の座席は狭すぎる。それなら、もっと安くしてくれ。」
「いや、それはできない。」
「それなら、後部座席3人分を使わせてくれ。そこに自転車を積んで、2人が座る。」
「いや、それはできない。自転車は荷室に頼む。」
「自転車は荷室でいいが、ぼくらは荷室には座らない。」
「わかった。それでいい。他の人に荷室に座ってもらう。」
「くれぐれも、その人から4千円をとるなよ。」
「わかった。」←きっと嘘だろう。