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終活で「やるやら」を決める方法
こんばんは、終活アドバイザーのヤスジンです。
「終活」とは
周囲に迷惑をかけずに「死ぬ」ための活動ではありません。
限りある人生を悔いなく幸せに「生きる」ための活動です。
大事なことで、かつ、終活を前者だと思っている人も多いので
終活がテーマのnote記事には毎回書くことにしました。
一口に終活といっても様々な活動があります。
ざっとリストアップしてみました。
・荷物の整理(いわゆる断捨離)
・医療や介護の意思表示
・財産の管理・整理
・葬式の希望をまとめる
・お墓を決める
・遺言書など、相続についての取り決め
・老後の資金・住まい計画
・交友関係の整理
・自分史や家系図を作る
・老後にやりたいことを書き出す
・エンディングノートの作成
終活においてこれらすべてをやる必要があるかと言えば、
そんなことはありません。
というより、むしろ「やるやら」を決めるべきです。
すべてをやろうとしたり、家族に迷惑かけたくないという義務感でやった結果、「終活疲れ」になってしまい、ただでさえ貴重なシニアライフを浪費してしまっては本末転倒です。
そもそも
終活は何のためにするのでしょう?
そう、最初に書きました。
「限りある人生を悔いなく幸せに生きるため」
でしたよね。
仮に数日後、自分が病気で死ぬと想像してみましょう。
あなたはどんなことを思うでしょう?
「もっと色んな場所を旅行にしたかった」
「最後にラーメン二郎に行きたかった」
「家族のことが心配…もっと将来について話しておけば良かった」
「健康に気をつけたらもっと長生きできたのかな…」
「お金を貯金じゃなくてもっと楽しみに使えば良かった」
「退屈な人生だった。もっとチャレンジすれば良かった」
「怖い。死にたくない。死んだら自分はどうなるのだろう?」
こんなことを考えるかもしれませんね。
人それぞれですが、大なり小なり悔いが残るでしょう。
北斗の拳のラオウのように「我が生涯に一片の悔い無し!!」
と断言できる人は中々いないのでは。
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理想は悔いゼロのラオウ状態だとして、
先ほどあげたのが
「自分が死ぬまでにやっておかないと悔いが残りそうなこと」
通称マイ悔いリストです。
(よくある「死ぬまでにやりたいことリスト」とはややニュアンスが異なります)
このマイ悔いリストに上がっていないことは、
世間一般的に終活としてやることにあげられていたとしても
やらなくて良いと思います。
本人的にはやらずに死んだとしても悔いは残らないわけですから。
※ただし、やらない場合にどんなリスクがあるのかを
しっかり理解した上でマイ悔いリストから外してください。
次に「悔いの大きさ」と「達成難度」によって終活優先度を設定します。
「悔いが大きい、すぐできそう」…終活優先度A
「悔いは小さい、すぐできそう」…終活優先度B
「悔いが大きい、達成が難しそう」…終活優先度C
「悔いは小さい、達成が難しそう」…終活優先度D
それをマイ悔いリストにあてはめます。
「もっと色んな場所を旅行したかった」:C
「ラーメン二郎食べに行きたかった」:B
「家族のことが心配…もっと将来について話しておけば良かった」:A
「健康に気をつけたらもっと長生きできたのかな…」:A
「お金を貯金じゃなくてもっと楽しみに使えば良かった」:B
「退屈な人生だった。もっとチャレンジすれば良かった」:C
「怖い。死にたくない。死んだら自分はどうなるのだろう?」:C
あてはめできたら、優先度の高いものからさっそく始めていきます。
達成難度の高いものはタスクを分解して実現までの具体的な計画を立てます。
例)
「もっと色んな場所を旅行したかった」
・どこに、誰と、いつまでに旅行するのかを決める。
・予算を決めて、貯金計画を立てる。
といった感じで。
マイ悔いリストは後から追加や削除しても良いですし、
優先度を変えても良いでしょう。
これはソフトウェアのアジャイル開発における「プロダクトバックログ」に近い概念です。
終活にもこの手法を取り入れてみるわけです。
終活において漠然としていた「やるやら」が具体的にみえてきますよ。
以上、終活でやるやらを決める方法についてまとめてみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
(有料部分には記事はありません。)
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