終活で持って欲しいのは「死生観」
「終活」と一口に言ってもやることは本当に様々です。
何から手をつけたら良いのか分らず、結局何もやっていない
という人は多いのではないでしょうか。
仮にエンディングノートから始めようとしても
死ぬ時に自分がどうしたいのか、自分自身の気持ちが分らない
そもそも死について考えるのがツライ、イヤだ
だからエンディングノートを中々書けない。
という人も多いのではないでしょうか。
なぜそうなってしまうのか?
それは結局の所
「死生観」を持ってないから
だと思います。
「死生観」とは、
生きることと死ぬことに対する考え方、または判断や行動の基盤となる生死に関する考えのこと。
これは企画書で言えば「コンセプト」にあたる部分です。
コンセプトは具体的なことを決める上での指標になります。
コンセプトが定まっていない=指標がない状態ですから、具体的なことをどうするべきかを決められないというのは、むしろ当然です。
終活はいわば自分が主役の一大プロジェクト。
そのプロジェクトを成功させる上では終活のコンセプトを設計する、つまり死生観を持つことが大事なのです。
ただ、死生観を持つのは簡単ではありません。
キリスト教や仏教などの信者であれば、宗教が死生観を示してくれるので、ある意味簡単かもしれません。その死生観を心から信じれば良いのですから。
そうでない大半の日本人にとって、完全に未知の世界であり、どこまで行っても推測の域を出ない「死」や「死後の世界」について、自分なりに納得のできる考えや価値観を見つけることは大変です。
ただ、そこさえ決まってしまえば、
コンセプトに沿う形で様々なことがすんなりと決まっていくはずです。
延命治療を希望するか?とか、
お墓はどうしたいか?とか。
かくいう私も自分の死生観を構築しようと考え中です。
ネガティブに考えようがポジティブに考えようが死は平等に訪れるわけです。どうせだったら、ポジティブで楽観的な死生観を持ちたいですね。
あなたも自分なりのポジティブな死生観を持ってみませんか?
終活、ひいては人生が楽しくなりますよ。