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散歩しながら通りから地下通路へ

建物や彫刻を楽しみながら街をめぐり

複雑に構成された外観の神戸市中央区役所を後にし、
神戸の街をたどっていく。目的地はまだ先で、道の
途中のデザインを楽しみながら散歩するように気楽
に進む。通りを歩いて地下へと降りて、その先へと。

中央区役所の隣の建物には96番の文字

神戸に作られた旧居留地は126番まで

ガラスのルーバーは風景を複雑に。ここは旧ストロングビルが
建て替えられて、光を反射するパンチングパネルを用いて

ストロングビルディングというシャープなデザインに

街のデザインや色合いを楽しみながら。ショーウインドウには

バーバパパのカラフルなキャラクター達

バーバパパは百十四銀行のマスコットキャラクター


街をめぐれば様々なデザインに。軽やかに動きを持つ鏡面の
屋根は地下へとつながる広場の上に掛けられて、
小さな三角形が連続する形には風景が複雑にが映り込む
屋根の側には、家族の詩という綿引道郎氏の彫刻も
2020年にリニューアルオープンした
青い空と白い空間が広がる三宮プラッツを地下へと進む

ワイケーアーキテクツのホームページでより詳細に

地下はサンポチカという名前の通路となっていて
色とりどりのデザインが散りばめられる
地下通路を三宮プラッツから旧居留地の方へと進み
通路には青や緑や黄色やオレンジや
ピンクの壁やベンチのデザインや
斜めに模様のつけられたタイル貼り
壁面はアートのためのキャンパスにもなっていて
植田真さんのライブペインティングによる作品も
壁の片隅に貼られたキャラクターはポチカちゃん
奥に広がる様々な色の光とガラスの壁は
通路の両側へ映り込み、色と光の拡張された空間に
光は淡い青から紫へとグラデーションに
壁面のグレーとエメラルドグリーンとオレンジと
様々な色のつながりや組み合わせを楽しみながら
パイプ状の鏡面の壁は風景をにじませる
サンポチカの通路には歩いて楽しい仕掛けが散りばめられて
通路に隠された8つの図形は
角度によって大きく見え方を変えていく
黄色の丸は角度を変えればまったく異なる形にも
青い四角は菱形に。ここまで大きく見え方が変わるとは
サンポチカの楽しい仕掛けの中を通り
丸三角四角のパーツが寄り合わさって
サンポチカのロゴになったり
こちらは山内 庸資さんの作品。アーティストの作品が
散りばめられたサンポチカを通り抜け、神戸の街の続きへと

神戸の街で、日常の空間を彩るサンポチカは

日々の風景に変化をもたらす装置となって


三宮中央地通り地下通路は、歩行者ネットワーク強化
の一環として2001年に完成し、その後20年が経過し
変化に富んだ歩いて楽しい空間をコンセプトをもと
に2022年にリニューアルオープンした。サンポチカ
と名付けられた通路は色あざやかに飾られて、地上
の通りから地下へと空間の変化を楽しみながら、様々
な色と形にふれつつ、神戸の歩きの旅はまた地上へ。

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