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交流や多様性への思いが込められた作品

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ウィンド・スカルプチャー(SG)Ⅱ 
インカ・ショ二バレCBE 

2019年に、福岡市は市制130年を迎え、
1979年に開館した福岡市美術館は40年の
時を経てリニューアルされている。


この作品は、2021年7月に設置公開された。
古来、交流を象徴する船。その帆のはためく
様子に、福岡市の過去から未来への鍵となる
交流や多様性という思いが込められている。


インカ・ショニバレ氏がモチーフとして用いる
アフリカンプリントは、豊かな文化の交わりも
表している。風になびく軽やかさというより、
風の形を浮き立たせるという存在感がある。
見る角度や光の加減によりその表情は変わる。
福岡市美術館のあらたな顔になる作品である。


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カフェには、作品をモチーフとしたWind大濠
という名のソフトクリーム。風にはためく帆の
イメージだろうか。なかなかのお値段でもある。


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桜を放つ女性 
インカ・ショニバレCBE 

インカ・ショニバレ氏の作品は、常設で展示
されている。この作品は撮影可能である。

これもアフリカンプリントが用いられている。
地球の頭部をもつ女性がライフルを構え、銃口
からは満開の桜が放たれるという作品である。

頭部の地球儀には、19世紀から現在までに、
不平等と闘い、権利獲得に寄与した女性たちの
名前が記されている。銃口からは、破壊の力
ではなく想像の力が放たれるとの解説がある。
未来への力、意志を強く感じる作品である。

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