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アートはよくわからない、それも含めて楽しい

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わからなくたっていい。何か違いを感じることができるなら。日常から離れて、日常を見つめ直すきっかけを探しに、今日もアートに会いに行こう
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2024年8月の記事一覧

コンセプトは文化に囲まれ、毎日、好奇心の扉を開く場として

奈良県コンベンションセンターは天平広場をはさんで 観光振興施設のスペースを持つ。そこにはホールや 蔦屋書店を中心としたショップ、カフェ、ギャラリー のスペースが広がる。もう一度、校倉造りのデザイン で統一された外観を眺めつつ、内部空間も楽しんで。 天平ホールのシートの張り地は天平文様をモチーフに 株式会社 浜田兄弟和紙(土佐の手づくり工芸品 土佐和紙)

奈良の素材が散りばめられた空間へ

図書館でゆっくりとする間もなく 次の目的地を目指し、奈良の街を北へと向かう。そこは 奈良市の中心部の県有地を活用して、新しいホテルや 会議場などが整備された場所。次に訪れたのは2020年 4月に開業した奈良県コンベンションセンター。建物 の外観は正倉院の校倉造りがイメージされて、内装に は奈良の素材を生かした空間づくりがなされている。 下市木工舎 市により鉋で仕上げられた吉野杉 【手漉き和紙 技をつなぐ・1】宇陀紙 ― 親から子へ 受け継ぐ伝統(奈良県吉野町) | 紡

御堂筋に立ち並ぶ彫刻も楽しんで

御堂筋に建ち並ぶ建物の風景を眺めながら 大阪のメインストリートの御堂筋には、市民や国内外 の来訪者に親しまれる豊かな芸術や文化の整備の一環 とし、企業等からの寄付による彫刻が設置されている。 その多くは淀屋橋の交差点から本町通りの間にある。 それは長崎県美術館の屋上庭園の作品や 長崎県庁舎の若き日のシーボルト 平和祈念公園の被爆50周年祈念事業碑も 形而上の絵画が立体の彫刻とし

彫刻は風の姿をとらえるように

千里中央公園後にして、そのすぐそばには千里体育館 が建っている。そしてその前に建つ彫刻を見上げる。 その彫刻は風を受けて大きく動く。とても大きな彫刻 でも、その動きは軽やかに風の姿をとらえるように。 旅の途中で出会ったり スペースワールド駅前の広場にて

曲線だったり直線だったり。風景の中の形をめぐる

ハ角形の建物を後にして キャンパスの様々な建物をたどりつつ、次に訪れたの は特徴的な基壇部をもつ大学本部。斜めにせりあがる 壁面と半円の開口部がおもしろい。光によって形は 反転されて影となり、連なる円の影の形を楽しんで。