学校説明会という「対話の場」
今日の学校説明会(ご新規さん対象)を終え、今年度の生徒募集関係のイベントとしては、来年1月8日(土)に予定しているオンラインでの「入試対策説明会&個別相談会」を残すだけとなった。
毎年「学校&入試説明会」を実施してきて思うことだが、これらの機会は単に生徒募集をめざすための場ではないということ。
そこには生徒や教職員が日々の「学び」や「取り組み」を内省する時間であり、本校の教育を「自分のコトバ」で参加者に伝える過程で、それが浮かび上がってくることを確かめる機会でもある。
私自身も登壇して説明したり、生徒と一緒にQ&Aセッションを行ったり、個別相談に対応したりする中で、そういった「対話」の意義を深く感じている。
学校を良く見せようとか、着飾ってカッコつけようとか、ないことをさもあるかのように伝えようとか、そういった「見せかけ」はすぐにバレてしまう。
だから、ドルトンが大事にしているのは等身大の、ありのままの姿を、参加者に「感じてもらう」こと。ふだんの日常を、学校という空間から、生徒の立ち振る舞いから感じてもらうことだ。
学校説明会や入試説明会が「特別な場」ではなく、日常の延長線上にある来校者イベントとして大切にされている。そして、それを生徒や教職員が肌感覚としてわかっている。そういったことが大事なのだ。
今日も、いろいろなご質問やご相談を承り、ありのままに今後の方向性も含めて、いまの学校の姿をお伝えした。疑問や不安を受け止め、やりたいけれどまだできていないことも率直に語った。
学校は、誰のものか
学校で、大事にしなければならないことは何か
学校が、果たさなければならない責務は何か
学校という「学び」と「コラボ」、そして「創造」の場をつくっていくのは、集った仲間だと思う。
さまざまな価値観を認め、多様性を尊重し、違いがあるから発見があることを理解した上で、お互いにホンネで語り合い、協働し、未来を語ることで見えてくる可能性・・・。
それを日々の営みで紡いでいくのが「学校の意義」だろう。
今日もたくさんの学びをいただけたことに感謝しつつ、明日につなげたいと思う。
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