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やりたい!を実現するために

今度の土日、ドルトン東京学園にとって「初」の公開学園祭(事前予約・招待制)を2日間実施します。

今年の4月、生徒有志から「私たちだけで大きなイベントを成功させたい」という声が上がりました。その実現に向けて、教員のワーキング・グループが組織され、生徒の企画を実現するための下支えをしながら、いよいよ本番を迎えます。

コンセプトは「つながる」。学内だけに留まらない、オープンな学園祭をつくりたいという生徒たちの願いが込められています。

実際、地域のお店とのコラボ企画や在校生保護者の方々によるワークショップ等、「つながり」が生んだ様々な企画が実現しました。

そしてもう一つ、初の公開学園祭を実現するために生徒が描いたコア・ミッションが、先生や地域の方々にアドバイスを求めながら企画を練り上げる過程で「自分たちの計画性や行動力を磨いていく」ということ。

ただ単に楽しめればよいというのではなく、みんなで楽しみを創っていく中で、自らのプログラムマネジメント・スキルを高める経験を積みたいと、生徒自身がいうのです。

これって、まさに学校で身につけさせたい「体験的な学び」であり「社会で必要とされる資質」に他なりません。

話は少し変わりますが、そんなことを考えている中で、今日の校務運営委員会での議論が蘇ってきました。

先生方だって、やりたいことがたくさんあります。まるで生徒であるかのように、それが日々の言動で飛び交っています。それを実現する際に、果たして生徒がめざしているようなことができているのかということ。

ドルトン東京学園では、教員は生徒にとって「憧れの大人」であり、学ぶことが楽しいことを自らの行動で示し、感じさせてくれる存在だと伝えています。だから、なおさら本校の先生方は「自分のやりたいこと」をかなり鮮明に、その経験値も含めて強く持っています。

ならば……です。その「やりたい!」を実現するプロセスこそ、生徒のお手本としてやってみせるべき。夢を語り、ワクワクを共有し、それを実現する過程(プログラムマネジメント)をしっかり実践することこそ、最も問われている姿ではないかと思うのです。

生徒が学園祭をつくる過程で「自らに課したミッション」と同じこと、いや、その模範となるようなことを教員自身がやらなければホンモノではありません。

それをしっかりやってこそ、ドルトンの教員としての真骨頂ではないか……。

これまた自戒を込めてになりますが、そんなことを思った18時35分、今日の振り返りです。

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