青信号はなぜ緑色?シンデレラ城はなぜ??
幼稚園の頃からの疑問に着手します。
青信号はなぜ緑色なのか
私たちはRGBやCMYKなどで色を表しているのと同時に、「青」や「赤」など言語で色を日常的に表現します。
よーく考えてみると、この「青」や「赤」などの言語での色表現は的確かつ科学的に定義されものではないですね。
私の考えている「緑」は、あなたの想像しているものは完全に合致していないでしょう。人それぞれ違った感覚を持っていることが予想されます。
私たちが考える色の感覚というのは、子供の頃から両親や友達などとのコミュニケーションで培われてきたものです。
とうことは、色の言葉での表現というのは、それぞれの国の文化に依存するモノではないでしょうか。
ひとつ東北大学の色と言語に関するおもしろ調査結果を発見しました。
引用:東北大学電気通信研究所「最近 30 年における日本語の色名語の進化を導出」より
たくさんの色見本を複数の実験者に見せ、そらが何色であるかを言語で説明する実験をしたそうです。
※見た色を単色で表現するのがルール。(黄緑などは禁止)
実験結果はなんと、が30年前と比べて、日本の色の言語表現が進化しているようなのです。
「青」が分離し「水色」が追加され、「草(色)」から「抹茶」への置き換えが起こっていたそうです。!!
ポイントは、言語による色表現が進化しているのです。
一方、平安時代以前日本の和歌を調べると、「あお」は明らかに青いものにも緑の物にも用いられ,「みどり」も同様であった事が解ったそうです。
日本の文化は、「青々とした若葉」や「青野菜」で見られるように、「青」と「緑」を明らかに混用していたのです。
さらに面白かったのは、「青」と「緑」の混用から分離の過程はは、多くの世界の言語でも発達の過程で起きていると考えられ、英語ではそれが13世紀に起こったそうです。
もちろん、現在では「青」と「緑」は区別して用いられてますが、「青」と「緑」の混用は、言葉の習慣として依然残っています。
信号機が日本で普及した昭和初期では、この習慣がもっと強よかったことから、法律上でも「青信号」と表現されるようになったようです。
現在の私たちは、「青」と「緑」を明らかに区別しています、しかし言葉の習慣は無意識に残っているものなので、信号の「すすめ」の色を青信号と呼ぶのに違和感があるのですね。
上記のリンクには、赤信号がなぜ一番右にあるのかも説明されています。
運転者が右にいることと、安全にとって一番大切な赤信号が一番が道路左にある街路樹などに隠れないためだそうです。
赤の信号に関しての豆知識をもう一つ。
東京ディスニーランドのシンデレラ城の高さは、59.9mです!
なんでこんなに中途半端な高さなんでしょう、、、、、!?
日本の法律上、60mを超えると超高層ビルの扱いになり、飛行機やヘリコプター等の飛行のために、建物の上に赤ランプをつける義務が発生するのです。
夢の国の中心のお城に実用的な赤いランプは似合いません。
それで、ギリギリの59.9mで押さえ、赤いランプをつけることを避けたようです。
なんというこだわ。私たちも仕事でこれほどのこだわりを持つようにしなければいけません。
色と言葉、また別の側面絶妙関係です。私たちの業務の中でも意識しておきたいことです。
馬車がカボチャにならないうちにこのブログを閉じます。
今日も、お粗末様でした。