推古天皇のお話を作るにあたって
この間、下記配信でも話したのですが、
あらためてこのお話を作るにあたっての思いを書きます。
現状の興味関心を書き出しますと、
・女性初の天皇が生まれた歴史的事実への興味
・仏教が入ってくる前の日本の神事への興味
・「日本」という国の形がどう作られていったかの興味(持統天皇あたりまで)
・「古事記」や「日本書紀」がどう書かれ、どれくらい脚色されているかの興味(蘇我家の隆盛)
といったあたりになります。元々、その後に連なる
・「壬申の乱」を経て大海人皇子が天武天皇として即位するまでのお話
・その後、天武天皇がなくなり、持統天皇が即するまでのお話
というのは舞台で取り組んでいたので、さらにさかのぼっての物語になります。
過去の舞台についてはこちら
色々な意味で、推古天皇のお話を、現代において紡ぐのは意義があることだと思っています。
1500年前の話ともなると史実も曖昧なところはありますが、だからこそ、どういうテーマ意識を持って臨むかが重要で、それをチームで話し合いながら進めています。
なんとなく今ぼんやりイメージしているテーマは「赦し」ですが、仏教的なものと神道的なものの両立を目指した人という仮説を形にできないかと思っています。
その他の登場人物として重要なのは、蘇我馬子と聖徳太子(厩戸皇子)。
物部守屋をあまり見かけないくらい好意的に描いてみようとも思っています。
その他、母・堅塩媛との和解、三輪逆との淡い恋愛模様など。
シナリオと小説を両方作ろうと思っていますが、「ストーリーラボ」の方でここから年内一杯での完成を目指して進めていきますので、もしご興味ある方は覗いてみてください。
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